ストレスで急に失明することはありますか?
まれに心因性の視力障害はありますが、器質的な失明とは異なります。
強いストレスや心理的要因で視力が急に低下することはあり得ます。これは「心因性視力障害」や「機能性視力障害(器質的な目の病変が見つからない視力低下)」と呼ばれ、脳や目の器質的な異常がないにもかかわらず視力低下や視野欠損を訴える状態です。
神経症状や精神的ショックが引き金となることがあり、しばしば神経科や精神科、眼科による精密検査で器質的原因が否定されたあとに診断されます。
一方、ストレス自体が血圧や血流に影響して、視神経血流障害を間接的に起こすことも理論上はあり得るため、まずは眼科で器質的原因(網膜や視神経の病気)を除外することが先決です。治療は心理的サポートやリハビリ、必要に応じて精神科的介入が行われます。
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東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
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