慢性硬膜下血腫
「慢性硬膜下血腫」とは、軽微な頭部外傷などが原因で、脳を包む硬膜の内側に血液が徐々に貯留する病気です。頭痛、歩行障害、認知症様症状などがみられ、進行すると意識障害を引き起こすこともあります。頭をぶつけた後にこれらの症状が現れた場合は、脳神経外科を受診しましょう。特に高齢者や抗血栓薬を服用している方は注意が必要です。
病院勤務 脳神経内科
鈴木 智 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
症状について
慢性硬膜下血腫ではどのような症状がありますか?
血腫の量が増えてくると、頭痛、手足の麻痺などさまざまな症状を生じます。
慢性硬膜下血腫には初期症状はありますか?
血腫が少量の場合、特に症状は起こりません。血腫の量がある程度を超えると症状がみられるようになります。
慢性硬膜下血腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
慢性硬膜下血腫を放置するとどうなりますか?
症状が進行すると意識障害を起こします。そのまま放置されれば死亡に到ります。
慢性硬膜下血腫は急変しますか?
慢性硬膜下血腫のみで急変することは、まずありません。他疾患を合併することで急変する可能性はあります。
治療について
受診について
薬について
(参考文献)
太田富雄ほか脳神経外科学第13版. 金芳堂2021MEDIC MEDIA . 病気がみえる vol.7 脳・神経 第2版. MEDIC MEDIA . 2017.“ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)”.ツムラ.https://medical.tsumura.co.jp/products/017/pdf/017-tenbun.pdf,(参照 2025-03-19)..“ツムラ柴苓湯エキス顆粒(医療用)
”.ツムラ.https://medical.tsumura.co.jp/products/114/pdf/114-tenbun.pdf,(参照 2025-03-19).ケタスカプセル10mg.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4490010N1021_2_02/?view=frame&style=XML&lang=ja(参照 2025-03-19)
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ