フサリウム症

土壌に分布する植物の病原菌である、フサリウムという真菌による感染症です。

免疫不全状態の患者さんでは重篤な全身感染症となりうるため、予後は不良です。

免疫不全状態、特に血液系悪性疾患の治療中にフサリウムに感染することで発症します。

主に、角膜、爪の濁りや、皮膚の潰瘍、できものなどがみられます。痛みを伴うこともあります。

角膜、爪の濁りや皮膚の潰瘍、丘疹、結節、紅斑といった症状が多く、痛みを伴うこともあります。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

真菌性角膜炎の中で最も頻度が高く重症となるのがフサリウムによるものです。

抗真菌薬で治療します。

全身に播種すると予後不良であるため、的確な治療が必要です。

かかりつけ医または皮膚科を受診しましょう。

アムホテリシンBやアゾール系薬という抗真菌薬で治療されます。眼症状や肝障害の副作用があります。

薬剤の変更を検討します。また、中心静脈カテーテルなど感染源と考えられるものをなるべく体から取り除きます。