メトヘモグロビン血症
「メトヘモグロビン血症」とは、ヘモグロビンが酸素を運べなくなることで全身に酸素不足を引き起こす病気です。チアノーゼ、頭痛、息切れ、意識障害などの症状がみられます。薬剤や化学物質に触れた後にこれらの症状が出た場合は内科を受診しましょう。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
病気について
メトヘモグロビン血症は、酸素を運べない異常ヘモグロビンにより低酸素血症を生じる病気です。
メトヘモグロビン血症の原因は、酵素異常による先天性と、薬剤などによる後天性の2つのタイプがあります。
放置すると低酸素が進行し、意識障害や呼吸不全など命に関わることがあります。
余命は重症度や原因によって異なりますが、適切に治療されれば長期予後は比較的良好です。
「青い肌の一族」は、先天性メトヘモグロビン血症の有名な例として知られています。
はい、同じ病気ではありませんが、どちらも体の酸素利用を障害する点で関係があります。
はい、どちらもヘモグロビン異常が原因で酸素不足をきたしますが、異なる病気です。
薬剤や化学物質により、酸素を運べないメトヘモグロビンが増える病気です。
原因となる薬剤や化学物質を避け、使用前に医師へ相談することが大切です。
メトヘモグロビンとは、酸素を運ぶ力を失った、酸化されたヘモグロビンのことです。
酸素を十分運べないメトヘモグロビンが増加し、酸素不足となることで、青紫色のチアノーゼが起こります。
メトヘモグロビン血症では、SpO2は低下し、酸素投与をしても十分に改善しにくいことがあります。
後天性メトヘモグロビン血症の原因として最も多いのは薬剤です。
メトヘモグロビンを正常のヘモグロビンに戻す酵素の、生まれつきの異常などが原因です。
症状について
メトヘモグロビン濃度により症状は異なり、チアノーゼから意識障害、重篤な場合は致死的になります。
はい、チアノーゼが最も早期に現れるメトヘモグロビン血症の典型的な初期症状です。
はい、唇や口の周り、顔色が青紫色に見えるチアノーゼとして現れることがあります。
メトヘモグロビン血症が重症化すると、意識障害や呼吸不全、循環不全など命に関わる状態になります。
メトヘモグロビンが増えて酸素不足となり、皮膚や唇が青紫色に見えるチアノーゼが起こるためです。
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