上咽頭癌
「上咽頭がん」とは、上咽頭に発生するがんで、EBV感染や喫煙、多量飲酒などが原因とされています。首のしこりや眼、耳、鼻の違和感などの症状がみられます。これらの症状がある場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。上咽頭がんは手術が難しいため、主に放射線治療や化学療法が行われます。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
病気について
喫煙や飲酒の他に、塩蔵魚を食べる習慣などが上咽頭がんのリスクになります。
各ステージの5年生存率について解説欄をご参照ください。
他の頭頸部癌と比較して転移しやすいと考えられています。
上咽頭は直接見える場所にはないため見た目では判断できません。
50-70代での発症が多いとされています。
局所進行や転移に伴い疼痛や出血、神経症状が出現します。
基本的にはありません。
鼻の奥ののどを指します。
「喉の白いできもの」が見えたとしても、それが上咽頭癌である可能性は低いです。
正確な潜伏期間は不明ですが、感染してから発がんまでは10年以上の期間があると考えられます。
男性に多いです。
ある研究では治療後の再発率は3割程度と報告されています。
治療法や治療期間、利用する公的制度によって大きく異なります。
受診について
症状について
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
無症状のことが多いですが、症状が現れる場合は、首のしこりが最も多いとされています。
首の腫れや痛みに加え、目や耳、神経に関係する症状が現れます。
上咽頭癌の可能性はありますが、まずはその他の病気を疑います。
早期には症状が乏しく、進行期には首のしこりや鼻血などの症状が出現します。
上咽頭癌で首にしこりができることはあります。
上咽頭癌の末期に鼻血が出ることがあります。
上咽頭癌ではのどの違和感が続くことがあります。
治療について
検査について
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