上咽頭癌の場合、どのような検査を行いますか?
鼻咽腔ファイバー(内視鏡)や画像検査などを行います。
上咽頭癌が疑われる場合には、耳鼻咽喉科で行う内視鏡検査・画像検査を中心に、複数の検査を組み合わせて診断します。
内視鏡検査(鼻咽腔ファイバー)
上咽頭癌の診断で重要な検査です。細いカメラを鼻から挿入し、上咽頭の奥を直接観察します。病変があればその一部を採取し、病理検査(生検)でがん細胞の有無を確認します。この内視鏡下生検が、上咽頭癌の確定診断に不可欠です。
画像検査
腫瘍の進行度や、周囲への浸潤・転移の有無を調べます。
- MRI:軟部組織の描出に優れ、腫瘍の広がりや頭蓋底への浸潤を詳細に評価できます。
- CT:骨への浸潤やリンパ節の腫れ、肺転移の有無を確認します。
- PET-CT:肺・骨・肝臓などへの遠隔臓器の転移を評価します。
血液検査
上咽頭癌はEBウイルス(EBV)感染と関連があります。EBV抗体検査やEBV DNA定量(PCR法)検査が診断の補助や経過観察に有用です。そのほか、全身状態を把握するための一般的な血液検査も行います。
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真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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