チョコレートは、心筋梗塞など心疾患に対して何かよい効果はありますか?
はい。心筋梗塞などのリスクが下がる可能性があります。ただし、食べ過ぎは逆効果であり、そのほかの生活習慣も大切です。
チョコレートを食べることで、心筋梗塞や虚血性心疾患のリスクが下がる可能性があることがいくつかの研究で報告されています。
例えば、約7万人を対象とした海外の研究(前向きコホート研究)では、以下の結果が示されています。
- 週3~4回以上のチョコレート摂取で心筋梗塞リスクが13%低下[相対リスク:0.87(95%信頼区間:0.77~0.98、p=0.04)]
- 心疾患全体のリスクが10%低下[相対リスク:0.90(95%信頼区間:0.82~0.97)]
ただし、砂糖や脂肪が多いミルクチョコレートやホワイトチョコレートは逆効果となるおそれがあります。
また、病気のリスクを下げるうえで過度にチョコレートに頼ることは避けてください。食習慣や運動習慣など日常生活を見直すことが大切です。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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