加味逍遙散が合わない人は、どんな人ですか？

これまでに、薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある人や、妊娠または授乳中の方は、服用に注意が必要となるため、医師や薬剤師に相談してください。

また、他の漢方薬を含むお薬を服用している場合も、飲み合わせの確認をするために、薬剤師にお伝えください。

加味逍遙散（かみしょうようさん）などの漢方薬は、個々の患者さんの体質や症状にふさわしいお薬が選択されます。

加味逍遙散は、以下のような方に処方されます。

加味逍遙散

• 主に肩がこり、疲れやすく、イライラや不安などの精神症状、便秘の傾向がある体力が弱い方

一方、加味逍遙散と同様に更年期障害に処方される「当帰芍薬散（とうきしゃくやくとう）」と「桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）」は以下のような方に処方されます。

当帰芍薬散

• 主に貧血気味でむくみがあり、下半身の冷えがあり、頭痛やめまいなどがある体力が弱い方

桂枝茯苓丸

• 主に、顔が赤く、のぼせを訴える方

服用について不明な点がある場合には、医師や薬剤師にご相談ください。