足の血管が浮き出るのは病気?下半身に血管が浮き出ている
監修医師白石 達也東日本橋内科クリニック 内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2022/05/24
足の血管が浮き出るとは
「足の血管が浮き出る」とはどのような症状ですか?
足の静脈が膨らんでしまい、皮膚の表面近くにある静脈がこぶのように浮き出た状態です。
足の皮膚の表面近くにある血管が、こぶのように浮き出た状態です。足の血管が広がってしまい、進行するとこぶのように膨らんだ状態となる下肢静脈瘤という病気が原因となります。
出た
初期の段階では、足の表面に網目状の細かい血管が浮き上がるくらいですが、進行すると血管が盛り上がった状態となり、隆々とした血管が浮き出た状態となってしまうこともあります。
血管が浮き出る以外にも、足のむくみや重苦しさなどの症状が一緒に出現することもあります。
参考文献
日本血管外科学会.“下肢静脈瘤って?”.血管の病気(血管病)について.https://www.jsvs.org/common/kasi/index.html,(参照 2025-05-30).
日本静脈学会ガイドライン委員会.“下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019”.日本静脈学会.https://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/30_19-supplement.pdf,(参照 2025-05-30).
創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会. 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 2023, 134, 225-272.
足の血管が浮き出る症状について、参考になる画像はありますか?
足の血管が浮き出る状態(下肢静脈瘤)についての画像は、「下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第3版)」から参照できます。
足の血管が浮き出る状態については、以下の画像や「下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第3版)」から参照することができます。
足の血管が浮き出る状態(下肢静脈瘤)が進行すると、画像に示されるように、足の表面の血管が広がって蛇行した状態となり、こぶのように血管が隆起した状態となります。
それ以外にも、足のむくみや炎症に伴う皮膚の色の変化、網目状の細かい血管が見えるようになるなどの症状も出現することがあります。
足の血管が浮き出るの原因
足の血管が浮き出るの原因や考えられる病気には何がありますか?
下肢静脈瘤が主な原因となります。
下肢静脈瘤が、主な原因となります。体の血管は、心臓から全身に送り出される血液が流れる動脈と、全身から心臓に戻る血液が流れる静脈という2種類の血管があります。
下肢静脈瘤は、足の表面の静脈が、さまざまな理由で広がってこぶのように膨らんでしまう病気です。下肢静脈瘤は、女性で多く、長時間の立ち仕事や妊娠出産、出た加齢による筋力低下、肥満などが原因で引き起こされます。
初期の段階では足の表面に、網目状の細かい血管が浮き上がるくらいですが、進行すると血管が盛り上がった状態となり、隆々とした血管が浮き出た状態となってしまうこともあります。
血管が浮き出る以外にも、足のむくみや重苦しさなどの症状が一緒に出現することもあります。
参考文献
日本血管外科学会.“下肢静脈瘤って?”.血管の病気(血管病)について.https://www.jsvs.org/common/kasi/index.html,(参照 2025-05-30).
日本静脈学会ガイドライン委員会.“下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019”.日本静脈学会.https://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/30_19-supplement.pdf,(参照 2025-05-30).
創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会. 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 2023, 134, 225-272.
対処法・セルフケア
足の血管が浮き出る場合、自分でできる治し方はありますか?
自分で治すことは難しいですが、長時間の立位を避けるなど、普段の生活で気をつけられることがあります。
基本的には病院での治療が必要ですが、長時間の立位を避ける、適度に足を動かす、寝るときに足を上げるなどを普段から気をつけることで、悪化させにくくすることができます。
具体的に自分で行える対応としては、以下のようなものがあります。
長時間の立位や同一の姿勢を避ける
長時間の立ちっぱなしや、座りっぱなしの状態では、足に血液がたまりやすくなるため、適宜歩いたりストレッチをする。
日常的に、ウォーキングやつま先立ちを繰り返す運動、ふくらはぎのストレッチなどを行う
ふくらはぎの筋肉を動かすことで、筋肉の血液を送り出すポンプの機能が働くため、血流が改善しやすくなります。
就寝時や休憩時など、足を上げることを意識する
重力で、足から心臓に血液が戻りやすくなります。
適度な下肢のマッサージを行う
足先からふくらはぎにかけて、下から上に血液を流すイメージでマッサージすることで、血流が改善しやすくなります。
参考文献
日本血管外科学会.“下肢静脈瘤って?”.血管の病気(血管病)について.https://www.jsvs.org/common/kasi/index.html,(参照 2025-05-30).
日本静脈学会ガイドライン委員会.“下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019”.日本静脈学会.https://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/30_19-supplement.pdf,(参照 2025-05-30).
創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会. 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 2023, 134, 225-272.
検査・診断
足の血管が浮き出る場合のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
足の血管の症状・見た目からセルフチェックは可能です。
基本的に、足の血管がボコボコと浮き上がる状態が悪化する、むくみや重苦しさがある場合には注意が必要です。
特に、
- 表面のボコボコした血管の浮き上がりが目立つようになる
- むくみが悪化する
- 痛みが出る
- 血管に沿って痛みやかゆみが出現する
といった症状が、それまでよりも悪化する、あるいは新規に出現する場合、下肢静脈瘤が進行している可能性も疑われるため、早期に血管外科や心臓外科、かかりつけ医などを受診する必要があります。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、足の血管が浮き出る病気かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
参考文献
日本血管外科学会.“下肢静脈瘤って?”.血管の病気(血管病)について.https://www.jsvs.org/common/kasi/index.html,(参照 2025-05-30).
日本静脈学会ガイドライン委員会.“下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019”.日本静脈学会.https://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/30_19-supplement.pdf,(参照 2025-05-30).
創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会. 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 2023, 134, 225-272.
足の血管が浮き出るの薬
足の血管が浮き出る症状に対してマッサージは効果がありますか?
根本的な治療ではありませんが、症状を軽減する効果は期待できます。
根本的な治療ではありませんが、症状を軽減する効果は期待できます。
足先からふくらはぎにかけて、下から上に血液を流すイメージで優しくマッサージをすることで、血流が改善しやすくなるため、足の重苦しさやだるさといった自覚症状を軽くする効果が期待できます。
ほかにも仰向けに寝た状態で、両足を上げてぶらぶらと揺する動作や、座位でつま先を上げ下げする、つま先立ちを繰り返すなどといったふくらはぎの血流を助けるような動作も有効です。
足の血管が浮き出るの治療
足の血管が浮き出る場合の治療や予防方法には何がありますか?
長時間の立位を避ける、弾性ストッキングを使用する、手術を行うといった治療や予防が行われます。
長時間の立位を避ける、弾性ストッキングを使用する、手術を行うといった治療や予防が行われます。
足の血管が浮き出る状態となる下肢静脈瘤に対する治療としては、下記のような方法があります。
- 特殊なストッキングを用いた圧迫療法
- 硬化療法:こぶ状に膨らんだ静脈瘤内に硬化剤を注入し、血管をふさぐ治療を行います。主に細い血管に実施されます。
- 手術:血管を抜去するストリッピング術、最近ではレーザー焼却などの治療が広く行われるようになっています。
予防としては、長時間の立ち仕事や長時間の座りっぱなしを避ける、休み時に足を上げる、足のマッサージを行うなといった方法が有効です。
参考文献
日本血管外科学会.“下肢静脈瘤って?”.血管の病気(血管病)について.https://www.jsvs.org/common/kasi/index.html,(参照 2025-05-30).
日本静脈学会ガイドライン委員会.“下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019”.日本静脈学会.https://j-ca.org/wp/wp-content/uploads/2019/08/30_19-supplement.pdf,(参照 2025-05-30).
創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会. 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 2023, 134, 225-272.
この記事の監修医師
白石 達也 先生
東日本橋内科クリニック 内科・循環器内科
京都大学医学部卒。田附興風会医学研究所北野病院で臨床研修、仁生社江戸川病院で循環器内科医として勤務。Ubie社での勤務を経て、東日本橋内科クリニック院長。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2022/05/24