くしゃみをすると鼻水が止まらない
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/09/24
「くしゃみをすると鼻水が止まらない」がどの病気に関連するかAIでチェックする
くしゃみをすると鼻水が止まらないという症状について「ユビー」でわかること
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「くしゃみをすると鼻水が止まらない」はどんな症状ですか?
くしゃみをすると鼻水が止まらないとは
「くしゃみをすると鼻水が止まらない」に関連する症状はありますか?
「くしゃみをすると鼻水が止まらない」のQ&A
- A.
花粉が飛ぶ季節になると、くしゃみや鼻水、鼻づまりの他、目のかゆみや集中力の低下、不眠などの症状が出ます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る花粉症は、鼻の粘膜で起こるアレルギー反応である「アレルギー性鼻炎」の一部です。
アレルギー性鼻炎には、通年性のものと季節性のものがあります。通年性のアレルギー性鼻炎
ハウスダストなどに対するアレルギーがあると、年間を通して鼻水などの症状が起こります。
これを「通年性アレルギー性鼻炎」と言います。季節性のアレルギー性鼻炎
ハウスダストとは異なり、花粉は1年中存在するわけではありません。
花粉に対するアレルギー症状の出現は特定の季節に限定されるため、花粉が原因のアレルギー性鼻炎は「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれます。
花粉症の主な症状は以下の通りです。- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 鼻や目のかゆみ
- 集中力の低下
- よく眠れない
- 気分が晴れない
- A.
いいえ。ドライアイには効果がありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るパタノールⓇ点眼液は、ドライアイの治療薬ではありません。
なおドライアイの治療には、涙の代替や涙の蒸発を防ぐための以下のような点眼薬が適しています。- ヒアルロン酸ナトリウム点眼薬
- 人工涙液
- 眼の中から、水分やムチン(目の表面を保護する粘液成分)などを出させる点眼薬
- A.
いいえ。現時点(2023年12月)では、市販薬は販売されていません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るパタノールⓇ点眼液は医療用医薬品(処方薬)であり、現時点(2023年12月)で同成分を含む一般用医薬品(市販薬)は存在しません。
そのため、パタノールⓇ点眼液を使用するためには医療機関を受診し、医師の診察を受け、処方箋をもらうようにしましょう。
なお、同じ種類の「抗ヒスタミン薬」の成分が配合された市販の点眼薬はいくつかありますので、受診する余裕がない場合などは薬局で薬剤師にご相談ください。 - A.
いいえ。ものもらい(麦粒腫)には効果がありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るパタノールⓇ点眼液は、ものもらい(麦粒腫、霰粒腫)の治療には通常推奨されません。ものもらいは細菌感染に伴う炎症が原因であることが多く、以下のような薬を使用することがあります。
- 抗菌薬の点眼薬
- 抗菌薬の軟膏
- 抗菌薬の飲み薬
- ステロイドの点眼薬
- ステロイドの軟膏
- A.
価格やコンタクトレンズ装用中の使用の可否などが異なります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るオロパタジン塩酸塩液(パタノールⓇ点眼液)とエピナスチン塩酸塩(アレジオンⓇ点眼液0.05%、アレジオンⓇLX点眼液0.1%)は、どちらもアレルギー性結膜炎に効果的な抗ヒスタミン薬です。
これらの薬剤は、アレルギー反応による目のかゆみや充血などの症状を緩和するために使用されます。両者で異なる点は以下の通りです。使用回数
パタノールⓇ点眼液は1日4回使用します。
アレジオンⓇ点眼液0.05%は4回ですが、アレジオンⓇLX点眼液0.1%は2回使用します。価格
薬の価格は、低い順から以下の通りです。
パタノールⓇ点眼液 < アレジオンⓇ点眼液0.05% < アレジオンⓇLX点眼液0.1%
なお、パタノールⓇ点眼液とアレジオンⓇ点眼液0.05%にはジェネリック医薬品(後発品)があり、先発品よりも安いです。コンタクトレンズ装用中の使用の可否
パタノールⓇ点眼液には、ベンザルコニウム塩化物という防腐剤が含まれています。
そのため、点眼前にコンタクトレンズを外し、点眼後15分程度は装着を避けることが望ましいです。
一方、アレジオンⓇ点眼液0.05%とアレジオンⓇLX点眼液0.1%には防腐剤が入っておらず、コンタクトレンズを付けたまま点眼することも可能ですが、使用の際は主治医の先生と相談してください。 - A.
アレルギー性結膜炎の症状に対して効果があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るパタノールⓇ点眼液は、アレルギー反応による炎症を抑える抗ヒスタミン薬という種類の薬です。そのためアレルギー性結膜炎の治療に使用されます。
主に、アレルギー性結膜炎による以下のような症状に効果があります。- 目のかゆみ
- 充血
- 涙目
- 目の腫れ
- 目やに
- まぶたの裏のブツブツ
- A.
ソフトコンタクトレンズを装用している場合には、点眼前に外してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る目薬は、基本的にコンタクトレンズを装着した状態での使用は推奨されていません。理由は以下の通りです。
- 点眼液を使用するような眼の病気がある場合には、コンタクトレンズを使用すると病状が悪化する可能性がある
- 点眼液に一般的に含まれる防腐剤が、コンタクトレンズ、目、涙に影響を与える可能性がある
パタノールⓇ点眼液には、ベンザルコニウム塩化物という防腐剤が含まれています。そのため、点眼前にはコンタクトレンズを外し、点眼後15分程度は装着を避けることが望ましいです。
同じ種類の点眼薬であるエピナスチン塩酸塩[アレジオン(LX)Ⓡ]には防腐剤が入っておらず、コンタクトを付けたまま点眼することも可能です。
ただし、使用の際は主治医の先生と相談してください。 - A.
花粉症で生じる目のかゆみや充血などのアレルギー性結膜炎に効果があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るパタノールⓇ点眼液は、アレルギー反応による炎症を抑える抗ヒスタミン薬という種類の薬です。
花粉症に伴うアレルギー性結膜炎による目のかゆみや充血などの症状を緩和する効果があります。
同様の種類の目薬には以下のようなものがあります。- エピナスチン塩酸塩[アレジオン(LX)Ⓡ]
- レボカバスチン塩酸塩(リボスチンⓇ)
- ケトチフェンフマル酸塩(ザジテンⓇ)
- A.
花粉が飛散し始める前から使い始めるのが理想です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状が軽い時期、もしくは花粉の飛散前から始める花粉症の治療を「初期療法」と呼びます。
症状が強くなってから治療を始める「導入療法」と比較して、初期療法は花粉症の症状を軽くすることが分かっています。
花粉飛散開始の1〜2週間前、難しければ症状が少しでも出始めた頃には、治療を開始できるとよいでしょう。 - A.
処方薬のほうがその人に最適である可能性が高いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る市販薬は、手軽に購入できるものの、自己判断で適切なものを選ぶ必要があります。一方、処方薬であれば、医師から個人に最適な薬を処方してもらえます。
また、市販薬と処方薬で同じ効果を示していても、成分や含量、注意すべき点が異なることがあります。
例えば、点鼻薬の中には血管収縮剤が入っていることがあり、鼻づまりに対して効果的ではありますが、長期に渡って使用すると、逆に鼻づまりがひどくなる場合があります。市販薬では、そのような注意事項を知らずに使用してしまう可能性があります。
なるべく医師の診察を受けた上で、処方薬を内服することが望ましいです。 - A.
アレルギーを抑える薬の中に、飲み薬や点鼻薬、点眼薬や注射薬などさまざまな種類があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る花粉症の薬は、アレルギー反応を起こすヒスタミン、IgE、その他の化学物質の働きを抑えるものが中心となります。
飲み薬・点鼻薬・目薬・注射薬があり、状況に応じて使い分けます。飲み薬
抗ヒスタミン薬
アレグラ、クラリチン、ビラノアなど
花粉症による症状に全般的に効きます。眠気の起こりやすさなどの違いがあります。抗ロイコトリエン薬
シングレア・キプレスなど
主に鼻づまりに効き目があります。ステロイド配合薬
セレスタミンなど
症状が強い場合に効果的ですが、長期にわたって使用すると体で産生されるステロイドが減少するなどの副作用が出現します。点鼻薬
ステロイド
アラミスト、ナゾネックスなど
抗ヒスタミン薬で改善しない鼻づまりに対しても効果があります。血管収縮薬
トラマゾリン、プリビナなど
鼻の粘膜の血管を収縮させることで、鼻づまりを改善させます。
2週間以上使用を続けると、逆に鼻づまりがひどくなることがあるので、注意が必要です。点眼薬
抗ヒスタミン薬
アレジオン、パタノールなど
目のかゆみに効果があります。ステロイド
フルメトロン、オドメールなど
眼圧が高い人には使用できません。注射薬
抗IgE抗体
ゾレア
飲み薬・点鼻薬・目薬などの治療薬で効果がない重症の花粉症に対して使用します。アレルゲン免疫療法で使用される薬
上記の薬とは別に、根治治療を目的としたアレルゲン免疫療法で使用される薬もあります。
舌下免疫療法
シダキュア
アレルゲンを舌下投与します。皮下免疫療法
スギ花粉アレルゲンエキス
アレルゲンを皮下注射します。 - A.
抗アレルギー薬点眼の使用や花粉の除去が有効です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る目のかゆみについて
花粉症にアレルギー性結膜炎を伴うと、目のかゆみが出現します。
涙、目の充血、めやにが出ることも多いです。対策
抗アレルギー点眼薬の点眼を続けることで目のかゆみを抑えられます。
また、帰宅時に目を洗ったり、洗顔したりすることで花粉を洗い流しましょう。
その他には、目に入らないようにメガネをしたり、花粉を室内に持ち込まないように玄関前で花粉を落としたりすることも大切です。 - A.
花粉を体内に入れないようにすることが対策になります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る花粉を回避し、体内に入れないようにすることが花粉症の治療では大切です。
具体的には、以下のことに気をつけましょう。- 花粉情報に注意する
- 飛散の多い時の外出を避け、外出時にはマスクやメガネを使用する
- 表面が毛羽立った毛織物などのコートの使用は避ける
- 帰宅時、衣服や髪をよく払ってから部屋に入り、洗顔、うがい、鼻をかむ
- 飛散の多いときは窓、戸をできるだけ開けない
- 飛散の多いときのふとんや洗濯物の外干しは避ける
- 掃除を励行する
- A.
重症の花粉症に対しては「ゾレア」という注射薬を使用します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る抗ヒスタミン薬の内服やステロイドの点鼻など、一般的な治療では効果がない重症の花粉症に対しては、「ゾレア」という注射薬を保険診療で使用可能です。
花粉症の症状を引き起こすIgEに対する抗体で、花粉症の症状を強く抑えられます。使用の量と頻度
使用する量と頻度については、体重や血液検査の結果などによって、以下のように幅があります。
- 投与間隔:2週間もしくは4週間に1回投与
- 使用する量:1回75~600mgで投与
費用の相場
投薬間隔と使用する量によって、かかる費用にも幅があり、保険適用(自己負担3割)で月に5,000円~70,000円ほどの負担となります。
詳しくはこちらの製薬会社のサイトをご覧ください。 - A.
花粉症でつらい、鼻水やくしゃみなどの花粉症の症状が悪化していると感じたら、迷わず受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るくしゃみ、鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状は生活の質を下げます。
花粉症の症状によって以下のようなことになっている場合、医療機関を受診しましょう。- 勉強、仕事、家事に支障をきたしている
- 物事に集中できない
- 思考力や記憶力が低下している
- よく眠れない
- 気分が晴れない
- A.
耳鼻咽喉科や花粉症外来を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る花粉症の治療には、抗ヒスタミン薬の内服だけではなく、アレルゲン免疫療法や鼻の手術などさまざまな選択肢があります。最適な治療方法は、症状の程度やその人のライフスタイルによって異なります。
アレルゲン免疫療法や鼻の手術は主に耳鼻咽喉科で行われますので、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
近くに花粉症外来があれば、花粉症外来の受診をおすすめします。
また、かかりつけの内科がある場合にはそこでまず相談するのもよいでしょう。 - A.
スギは2月から、ヒノキは3月から花粉が飛散します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る冬から春にかけて、スギやヒノキなどの花粉が2月~4月をピークに飛散します。
スギ、ヒノキ、イネ、ハンノキの花粉は、地域によっては12月~2月にも飛散します。
ただし、冬は寒暖差アレルギーとも呼ばれる血管運動性鼻炎も発症しやすい時期であり、2月より前であれば花粉症から来る症状ではないことも多いです。 - A.
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉は、8月下旬~10月をピークに飛散します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る秋の花粉症の原因としては、道端に繁殖するブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどがあり、これらの花粉は8月下旬〜10月をピークに飛散します。
ブタクサは、日本で最初に花粉症の症例が報告された植物でもあります。 - A.
花粉症が最も多く発症する時期は、スギ花粉やヒノキ花粉が飛散する2月~4月とされています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る花粉症の原因で最も多いスギ花粉が飛散する時期が2月〜4月であるため、その時期を花粉症の時期と呼ぶことが多いです。
その他にも、イネ科の植物は5月〜8月、ブタクサやヨモギは8月〜10月に飛散し、それらにアレルギーがある場合には、それぞれの花粉が飛散する時期に花粉症の症状が出ます。 - A.
生後間もない期間に多くの花粉にさらされると、花粉症になりやすいと言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日本での疫学調査で、生後間もない期間に多くの花粉にさらされていると、スギ花粉症の発症リスクが高くなることが分かっています。
具体的には、以下のことが言われています。- スギ花粉飛散量の多い地域では、スギ花粉症発症率が高い
- 11月〜1月に生まれた学童は、直後に花粉飛散に曝露(口や鼻で空気を吸い込む時の現象)されるため、スギ花粉症の発症リスクが高い
- A.
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)以外に、ダニやカビ、ハウスダストなどによる「通年性アレルギー性鼻炎」でも同様の症状が起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る鼻水や鼻づまりなど、花粉症でも見られるような症状がある場合、主に鼻の粘膜に炎症を起こす鼻炎が考えられます。
鼻炎は、微生物の感染に伴うものと、それ以外のものに分けられます。感染性の鼻炎
- ウイルスによる風邪に伴う鼻炎
- 細菌による急性副鼻腔炎(蓄膿症)
など
非感染性の鼻炎
- 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
- 通年性アレルギー性鼻炎
- 血管運動性鼻炎
- 萎縮性鼻炎
など
- A.
スギやヒノキ、イネ、カモガヤ、ブタクサやヨモギ、シラカンバなどの花粉が原因でアレルギー反応が起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る花粉症は、空気中から取り込まれた花粉が鼻の粘膜でアレルギー反応を起こすことで発症します。日本では花粉症の原因の70%はスギ花粉と推定されています。日本の国土に占めるスギ林の面積が大きく、全国の森林の18%を占めているからです。
その他にも原因となる花粉はありますが、植物によって花粉が飛散する時期は異なります。
地域によっても異なりますが、概ね花粉が飛ぶ時期は以下の通りです。
春:スギ、ヒノキ、シラカンバ
夏:イネ科(ハルガヤ、カモガヤ)
秋:ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
くしゃみをすると鼻水が止まらないという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 耳鼻咽喉科