排卵痛
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更新日:1/25/2023
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排卵痛について「ユビー」でわかること
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排卵痛とは
排卵痛のQ&A
- A.
卵子が卵巣から排出されるときに起こる下腹部の痛みのことです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る卵子が卵巣から排出されることを排卵と呼びますが、この排卵に伴って起こる下腹部の痛みを指して排卵痛と言います。
通常、排卵は月経周期の中間期(たとえば28日周期の方なら14~15日目頃)に起こり、排卵痛もこの時期に起こります。
また、少量の不正出血(月経以外の原因で女性器から出血すること)を伴うこともあります。
月経周期の中間期に起こるこの不正出血は「中間期出血」と呼ばれます。 - A.
女性の約40%程度が経験するもので、誰にでも起こりうると言えます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る閉経前の女性の多くは、ほぼ毎月排卵を経験しますが、そのうち40%近くの方が排卵痛を経験していると言われています。
痛みの有無や程度に個人差はありますが、誰にでも起こりうるものだと言ってよいでしょう。 - A.
通常の排卵痛であれば、時間の経過とともに自然と治まっていきます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る単なる排卵痛であれば、時間の経過とともに自然と良くなることがほとんどです。
稀に排卵に伴って卵巣そのものが出血してしまうケースがあり、出血量が多い場合には緊急手術を要することもあります。
また、下腹部の痛みが強かったり丸一日経っても治まらなかったりする場合、虫垂炎や卵巣茎捻転など、緊急手術を要する疾患が隠れている可能性も考えられます。
痛みが強かったり長く続いたりする場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。 - A.
初潮から数年後に排卵痛を経験し始める人も多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経と排卵は同じものを指すとしばしば誤解されがちですが、実際には別物です。
排卵が始まるのは、初潮から数年後である場合がほとんどです。
そのため排卵痛も、初潮から数年経ってから経験し始める方が多いです。 - A.
主に下腹部が痛みます。腰の痛みが起こることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下腹部の左右どちらかもしくは中心部が軽く痛むことが多いです。
腰の痛みを感じる方もしばしばいます。
また、少量の不正出血(月経以外の原因で女性器から出血すること)を伴うこともあります。 - A.
数時間から半日程度続きます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る排卵痛は通常、短ければ数時間、長くても半日から1日程度で改善します。
痛みが丸一日経っても続く場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
卵巣そのものの出血や、排卵痛以外の病気(虫垂炎や卵巣茎捻転など)が隠れている可能性があります。 - A.
ほとんど毎月起こりますが、起こらない月もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る排卵痛を感じる方であればほとんど毎月感じますが、排卵の状況によってはいつもより強く感じたり、あまり感じない月経周期もあるかもしれません。排卵痛の予防としては、低用量ピルを飲むこともあります。
- A.
前の生理が始まった日から数えて2週間ほどで起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る排卵は基本的に、月経周期の中間期に起こります。
具体的には、 月経周期が28日周期の方であれば前の生理から14〜15日目、35日周期の方であれば21〜22日目に排卵が起こるのが通常です。
そのため、この時期に下腹部の痛みが生じる場合、排卵痛である可能性が高いです。 - A.
虫垂炎や卵巣茎捻転、尿管結石など、下腹部の痛みを伴う病気は多くあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下腹部の痛みをきたす代表的な疾患としては、虫垂炎が挙げられます。
その他にも、尿管結石や卵巣茎捻転など、下腹部の痛みをもたらす病気はさまざま考えられます。
痛みが丸一日経っても続く場合や、痛みがいつもより強い、痛み方が違う、などある場合は受診を検討しましょう。 - A.
月経周期などの聞き取りの結果と、内診所見から診断します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る問診で月経周期などの聞き取りを行い、痛みが排卵のタイミングで起こったものかどうかを判断します。
また、卵巣の状態を確認するために内診(指や器具を入れて腟内の状態を観察すること)を行うこともあります。
これらの結果を総合して、排卵痛かどうかの診断を行います。 - A.
問診と内診のほかに、超音波検査などを行うこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状や月経周期の聞き取りや、内診(指や器具を入れて腟内の状態を観察すること)に加えて、経腟超音波検査などを行って子宮や卵巣の状態を確認することがあります。
また、腸炎などの炎症が起こる病気や尿路結石、腎臓の病気ではないかの確認のために血液検査や尿検査を行うこともあります。 - A.
根本的な治療法はないため、必要に応じて痛み止めを用いつつ、痛みが治まるのを待ちます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る根本的な治療法は残念ながら現時点では無いため、時間の経過に伴って痛みが治まるのを待ちます。
特別な治療を必要としないケースが多いですが、痛みが強い場合には痛み止めの内服を行います。
毎月痛みが起こるようであれば、女性ホルモンをコントロールして痛みを和らげるために、低用量ピルを用いることもあります。
卵巣からの出血を伴う場合もありますが、自然に改善することがほとんどです。出血しやすい病気を持っていたり、血をさらさらにする薬を飲んでいたりなどで、出血がひどい・止まらない場合に手術を要することがありますが稀です。 - A.
痛みがひどい場合、痛み止めを内服します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛みが強い場合に痛み止めを内服することがあります。
また、毎月のように痛みが起こったり、月経時にも強い痛みを伴ったりする場合、低用量ピルの内服を行う選択肢も検討します。
低用量ピルの副作用としては、吐き気、気分の変化、お腹や胸の張り、ふらつき、頭痛、にきび、むくみ、不正性器出血などがでることがあります。
またわずかですが、血管に血のかたまりができる血栓症になるリスクがあります。 - A.
排卵痛以外の病気の可能性もあるため、医師の診察を受けてください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛み止めを飲んでも下腹部の痛みが改善しない場合、排卵痛以外の病気も疑われます。
具体的には、卵巣そのものが出血している可能性や、虫垂炎や尿管結石、卵巣茎捻転といった他の病気が痛みを引き起こしている可能性などが考えられます。
緊急手術を要する疾患が隠れている場合もありますので、痛みが強かったり丸一日経っても治まらなかったりするときは、遠慮なく最寄りの産婦人科を受診してみましょう。 - A.
痛みが強かったり続いたりする場合、無理せず受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る- 痛みが強く、市販の痛み止めを内服しても治まらない場合
- 痛みが丸一日経っても治まらずに続く場合
は、無理せず受診するようにしましょう。
また、不正出血(月経以外の原因で女性器から出血すること)を伴う場合にも、受診して原因を詳しく調べてもらうことをおすすめします。
卵巣そのものが出血しているなど、排卵以外の原因で出血が起こっている可能性があります。 - A.
若い女性の場合は、まずは産婦人科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下腹部痛の原因はさまざま考えられますが、特に若い女性の場合、産婦人科系の疾患が痛みの原因となっていることが多いです。
卵巣そのものの出血や卵巣茎捻転など、排卵痛以外の病気が隠れている可能性もありますので、まずは産婦人科を受診してみましょう。
最寄りの医療機関についてはこちらのページから調べることができます。
排卵痛について、医師からのよくある質問
- お腹の痛みがありますか?
- 腹痛は排卵時期あたりに出て来ますか?
- お腹の痛みは特定の一ヶ所に留まっていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 産婦人科