「慢性心不全」とはどのような病気ですか?

徐々に心臓の機能が低下して、息切れやむくみなどがあらわれる病気です

解説

心不全とは、さまざまな原因により、血液を送るポンプとしての心臓の機能が低下することで、全身に血液がうまく送れず、血液の循環に障害を引き起こし、息切れやむくみなどの症状があらわれる状態を指します。このような心不全が徐々に進行してきた状態を「慢性心不全」と呼びます。

公開日

最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

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慢性心不全

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関連するQ&A

慢性心不全の原因は何がありますか?

心臓の血流障害(心筋梗塞や狭心症)や高血圧、心毒性物質(アルコール、特殊な薬剤など)、感染症などさまざまな原因があります。

慢性心不全ではどのような症状がありますか?

息苦しさや動悸、身体のむくみなどが起こることが多いです。

慢性心不全には初期症状はありますか?

体を動かした際の息切れ、むくみ(特に下肢)、倦怠感があらわれやすいです。

慢性心不全の場合、主にどのような治療をしますか?

薬物療法や運動療法、食事療法などで治療します。また、心不全の原因となっている病気に対する治療も行います。

慢性心不全が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

循環器内科を受診しましょう。呼吸困難や息切れなどの症状が急に悪化する場合には、救急外来の受診や救急要請が必要です。

慢性心不全のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

慢性心不全は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

アンギオテンシン変換酵素阻害剤やアンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬、βブロッカー、SGLT2阻害薬、利尿薬などで治療します。副作用もそれぞれにあるため、疑わしい場合は主治医に相談しましょう。

慢性心不全で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬物療法で良くならない場合は、ペースメーカー植え込み術や手術を行う非薬物療法があります。

慢性心不全の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

規則正しい生活、塩分控えめな食事、運動や禁酒など生活習慣を気をつけましょう。

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