慢性心不全は薬で治りますか?
心不全は風邪などと違い治りません。調子が良くなっても自己判断で薬を中止しするのはやめましょう。
基本的に、慢性心不全は完全に治ることはない、徐々に進行していく病気です。
治療を行っても完治することはなく、進行を緩やかにしたり、ひどい心不全や危険な不整脈、狭心症や全身の血流障害を起こしにくくすることが治療の目標となります。
治療をしなかったり治療が不十分な場合には、心不全発症後、5年生存率(診断から5年後に生存している方の割合)は50%程度とされており、がんなどよりも予後が悪いとても恐ろしい病気です。
しかし、最近では心不全治療薬の進歩もあり、心不全の入院中死亡率は8%、1年での死亡率は7.3%、3年での死亡率は15%まで低下しているとされています。
ただし、依然として高い死亡率で進行性の病気であるため、危険な病気であることに変わりはありません。
公開日:
最終更新日:
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
𝕏ユビー病気のQ&A
治療が必要な患者様へのお願い
慢性心不全
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。