10代や20代などの若年層でも良性発作性頭位めまい症になるリスクはありますか?
あります。頭に外傷を受けるなど、発症きっかけと推定される既往歴があればリスクが上がります。
良性発作性頭位めまい症は一般的に高齢者に好発し、50~60歳代に多いと言われています。しかし、若いから発症しないとは限らず、年齢問わず発症リスクがあります。最も発症数が多い、代表的なめまいと言えるでしょう。
良性発作性頭位めまい症の主な原因は、本来なら内耳にある耳石と呼ばれる石のようなものが剥がれてしまい、三半規管に入り込んでしまうことです。
加齢で耳石が剥がれやすくなりますが、頭に外傷を受けるなど、発症きっかけと推定される既往歴があれば若年者にも発症します。
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最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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良性発作性頭位めまい症
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良性発作症頭位めまい症とはどのような病気ですか?
頭を動かしたり位置を変えたりしたときに、自分自身や周囲がぐるぐる回るようなめまいが起こる病気です。
良性発作性頭位めまい症にはどのような人がなりやすいですか?
50~60 歳代を中心に高齢の人に多い病気で、男性より女性がなりやすいです。
良性発作性頭位めまい症を放置するとどうなりますか?
ほとんどが自然に治ります。
良性発作性頭位めまい症では、どのような症状が見られますか?
ぐるぐる回るようなめまいが起こります。また、気分の悪さや吐き気を感じて、実際に吐いてしまうこともあります。
良性発作性頭位めまい症と症状が似ている他の病気はありますか?
メニエール病や、めまいをともなう突発性難聴、前庭神経炎といった耳の病気のほか、脳の病気の可能性も少ないながらあります。
めまいを感じたときの病院に行く目安を教えてください。
めまいが治まらない、何度も繰り返す、めまい以外の症状があるといった場合はなるべく受診しましょう。
どのようにして診断しますか?
問診と診察を行うほか、頭を動かして目の動き方を見る検査を行って診断します。
どのような検査を行いますか?
頭を動かして目の動き方を見る眼振検査のほか、血液検査や聴力検査、頭のCT検査やMRI検査を行うことがあります。
良性発作性頭位めまい症では、何科を受診したらいいですか?
耳鼻咽喉科の受診が望ましいです。
良性発作性頭位めまい症では、どのような治療を行いますか?
めまいや吐き気を抑える薬を使います。医師の指示のもと、頭を動かす体操を行うこともあります。
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