黒色真菌症の潜伏期間はどれくらいですか?
黒色真菌症の潜伏期間は数ヶ月から数年と考えられています。
黒色真菌症の潜伏期間は数か月から数年と考えられています。
初期には自覚症状がないため、ある程度の期間は放置されていることが多いです。土の上での外傷後などの直後には症状は出ないため、注意が必要です。
主に土仕事などをしている際の外傷後に、皮膚にかさつきや盛り上がり、しこりなどが出来た場合は黒色真菌症の可能性を考え、皮膚科を受診することをおすすめいたします。黒色真菌は土壌によく含まれているため、土仕事をしている人の傷口から侵入することも多いからです。また、皮膚症状には痛みやかゆみを伴うこともあります。
時間が経つと、そのほかの臓器に感染することで、膿が溜まり、脳膿瘍や副鼻腔炎をきたしたり、角膜に炎症がおこる角膜炎を来すおそれもあるため、皮膚に違和感を覚えた際は早めに病院を受診することをお勧めいたします。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
日本内科学会.“皮膚真菌症ガイドライン”.日本内科学会.https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/106/4/106_802/_pdf/-char/en,(参照 2024-10-04).
日本皮膚科学会.“皮膚真菌症診療ガイドライン”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/shinkin_GL2019.pdf,(参照 2024-10-04).
日本医真菌学会.“黒色真菌症(クロモミコーシス)”.日本医真菌学会.https://www.jstage.jst.go.jp/article/mmj/53/4/53_225/_pdf,(参照 2024-10-04).
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