「切創(切り傷)」とはどのような病気ですか?

鋭利な刃物などにより皮膚が切れた状態で、深さによって出血量や縫合の必要性が異なります。

【どんなケガ?】

包丁やガラス、紙の端など、鋭いものが皮膚に当たってできるケガです。皮膚の表面(表皮)だけの浅いものから、その下の層(真皮)や脂肪、筋肉、さらには骨に達する深いものまであります。

【症状の違い】

切創(切り傷)の深さによる損傷範囲の違いを示す比較断面図。浅い傷は表皮、深い傷は皮下組織を超えて筋肉まで達する様子を、手のひらの全体図と合わせて詳細に描写しています。

  • 浅い傷: 出血しても圧迫すれば止まりやすく、傷跡も残りにくいです。
  • 深い傷: 傷口がぱっくりと開き、出血が多くなります。神経や腱(筋肉と骨をつなぐ筋)が切れると、感覚がなくなったり指が動かしにくくなったりすることがあります。

【どう対処する?】

  • 洗浄: 感染(化膿)を防ぐため、まずは水道水できれいに洗います。
  • 受診の目安: 深い傷や汚れた傷、動物に噛まれた傷などは、縫合(縫い合わせる処置)や抗生物質が必要になるため、形成外科などの病院を受診しましょう。適切に縫うことで傷跡も目立ちにくくなります。
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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