口の中に白い膜がはっていてこすると取れる場合、何が考えられますか?
口腔カンジダ症やアフタ性口内炎などが考えられます。
口の中に白い膜がはっていて、こすると取れる場合、以下のような病気が主に考えられます。
口腔カンジダ症(偽膜性カンジダ症)
真菌であるカンジダが増殖して白い苔状の膜が舌や頬粘膜に付着します。こすると剥がれ、下に赤いただれ(びらん)が現れることが多いです。抗菌薬・ステロイド吸入薬の使用や免疫力低下が背景にあることがあります
口内炎や外傷後の偽膜
アフタ性口内炎や火傷・義歯による粘膜損傷のあとに、白っぽい偽膜が形成されることがあります。これは一時的で、治癒過程で自然に取れていきます。
咽頭炎・扁桃炎(EBウイルスや溶連菌による)
咽頭痛・発熱・リンパ節腫脹を伴い、扁桃に厚い白苔が付着します。白苔は強固なこともありますが、部分的にはこすって取れることもあります。
扁平苔癬など
慢性的な炎症性疾患です。白い網目状の模様や薄い膜のような白斑が見られます。こすっても取れないことが多いですが、強くこすると部分的に剥がれることもあります。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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