飲食店での食事でノロウイルス(感染性胃腸炎・食中毒)にかからないために気をつけることはありますか?
自らの手指衛生のほか、衛生管理の行き届いたお店を選ぶこと、十分加熱された食品を選ぶことが重要です。
ノロウイルスによる食中毒は、冬場に特に多いので注意が必要です。
飲食店で食事をする際に、以下の3つのポイントを意識することで、感染リスクを減らすことができます。
1.自分の手を清潔に保つ
お店に入る前、料理を食べる前、トイレに行ったあとは、必ず手を洗いましょう。
石鹸を使い、指の間や爪の間まで丁寧に洗うのがポイントです。
洗ったあとは、清潔なタオルやペーパータオルでしっかり拭いて乾かしましょう。
ノロウイルスの場合、アルコール消毒はあまり効果がありません。石鹸と流水による手洗いが重要です。
2.お店選びは慎重に!衛生管理が行き届いたお店を選ぼう
「HACCP(ハサップ)認証」を受けているお店を選ぶのもひとつの方法です。
HACCPとは、食品の安全を守るための衛生管理システムで、第三者機関が認証しているお店は、衛生管理がしっかりしていると考えられます。
お店の入り口やメニューなどに、HACCPマークが表示されているか確認してみましょう。
海洋深層水を用いて浄化させ、ウイルスや細菌汚染のリスクを低減した生食用カキを提供しているお店もあるようです。
インターネットの口コミなども参考に、衛生面で評判のよいお店を選ぶのもよいでしょう。
3.生ものは要注意!しっかり加熱された料理を選ぼう
ノロウイルスは熱に弱いので、十分に加熱された料理を選びましょう。
特に、カキなどの二枚貝はノロウイルスに感染している可能性が高いので、生で食べるのは避け、加熱調理されたものを食べましょう。
サラダやフルーツなど、加熱されていない食品は、調理過程で汚染されている可能性があるので注意が必要です。
以上の3つのポイントを意識して、安心しておいしい食事を楽しんでくださいね。
もし、食事後に下痢や嘔吐などの症状が出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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