ウイルス性胃腸炎の症状は?ウイルス性胃腸炎と症状の関連性をAIで無料でチェック
監修医師吉岡 藍子消化器内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
ウイルス性胃腸炎と診断された人の受診データ(最初に気になった症状・診療科)
最初に気になった症状
受診した診療科
受診して「ウイルス性胃腸炎」と診断されたと回答した人が、症状チェックを始めたときに最も気になる症状として選んだものと、受診した診療科のデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
ユビーで症状チェックしたあと、受診して「ウイルス性胃腸炎」と診断されたと回答した人(自己申告)が、最も気になる症状として選んでいたのは、腹痛(21%)、下痢(21%)、嘔気・嘔吐(15%)などでした。
受診した診療科は、内科(61%)、消化器内科(18%)、小児科(10%)の順でした。
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ウイルス性胃腸炎とは
食物などを介して口から侵入したウイルスによって下痢やはき気などといった症状が出現します。同じ食事をした人たちが同様の症状を訴えることがあります。
ウイルス性胃腸炎とはどのような病気ですか?
ノロウイルスやロタウイルスといったウイルスに感染することで、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす病気です。
ウイルスに感染することで、嘔吐や下痢をはじめとする症状が引き起こされる病気です。
消化器の症状以外に、発熱などが起こる場合もあります。
原因となる代表的なウイルスとしては、
- ノロウイルス(食中毒で見られる)
- ロタウイルス(乳幼児がかかりやすい)
- アデノウイルス
といったものが挙げられます。
これらのウイルスにはそれぞれ、種類によってかかりやすい季節などがあります。
ウイルス性胃腸炎の症状
ウイルス性胃腸炎の初期症状には何がありますか?
突然の腹痛、下痢、嘔吐が初期症状として見られます。
腹痛、吐き気・嘔吐、下痢の症状がほとんどです。
場合によって発熱が生じることもあります。
放っておくと脱水になってしまうおそれもあるので、水分もとれない状態の場合は早めに受診しましょう。
ウイルス性胃腸炎と症状が似ている他の病気はありますか?
食べ物の中の細菌によって発症する、細菌性胃腸炎があります。
細菌が体内に入ることで起こる細菌性胃腸炎は、ウイルス性胃腸炎と同じような症状を引き起こします。
両者は合わせて「感染性胃腸炎」とも呼ばれます。
ウイルス性胃腸炎とは、どんな症状ですか?
主に腹痛、吐き気や嘔吐、下痢、発熱などの症状です。
病気の元となるウイルスを体の外に排除する働きとして、嘔吐や下痢が起こります。
場合によっては腹痛や発熱も見られます。
ウイルス性胃腸炎の原因
ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスには、どのようにして感染するのでしょうか?
原因となるウイルスが口から体内に入る「経口感染」によって感染します。
ウイルス自体やウイルスに汚染された食べ物が口から体内へと入り込むことで感染し、胃腸の症状を引き起こします。
ウイルスが潜んでいる食材が生だったり加熱不十分だったりすると、より感染しやすくなります。
ウイルス性胃腸炎の検査・診断
ウイルス性胃腸炎の場合、どのような検査を行いますか?
便の中のウイルスの有無を検査するほか、脱水がひどい場合は血液・尿検査を行うこともあります。
検査を行わないことも多いですが、場合によっては原因ウイルスを突き止めるために便検査を行うこともあります。
また、脱水などの症状が見られれば、血液検査や尿検査を行うこともあります。
その他、調理師など職業上検査証明が求められる方についても、必要に応じて検査を行います。
どのようにしてウイルス性胃腸炎の診断をするのでしょうか?
症状のみから診断する場合も多いです。便の中のウイルスの有無を調べることもあります。
直近に口にした食べ物などの聞き取りと、症状とをあわせて判断することがほとんどです。
場合によっては、便の検査などを実施して原因ウイルスを調べることもあります。
ウイルス性胃腸炎の治療・対処法
ウイルス性胃腸炎への対処法は?
いわゆる胃腸の風邪です。ウイルスを直接減らすような薬はないので、脱水に注意し、こまめに水分補給をしましょう。水分がとれない場合は病院を受診しましょう。吐物・排泄物から感染する恐れがあるため、直接触れないようにしましょう。乳児の哺乳は継続してください。食事は消化の良い物を取るようにしましょう。3~7日で通常良くなることが多いです。
ウイルス性胃腸炎はどのくらいの期間で治りますか?
治るまでの期間はウイルスの種類による違いや個人差もありますが、おおむね数日で治ります。
治るまでの期間はウイルスの種類による違いや個人差もありますが、おおむね数日で治ります。
ウイルス性腸炎の原因として多いのは、ロタウイルスやノロウイルスであると言われています。
ノロウイルスの場合は、1~2日程度腹痛、嘔吐、下痢などの症状が続いた後、症状が徐々に改善していきます。
ロタウイルスの場合も同様で、水のような下痢や嘔吐が数日間続き、その後改善します。ただし、下痢や嘔吐に伴う脱水により、入院を要する場合もあります。
ウイルス性胃腸炎の治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
通常、ウイルスが便ととともに排出されて数日程度で回復します。
症状が出てから数日、長くても数週間で自然と治ります。
ごく稀に、下痢の症状が長引いて、そのまま過敏性腸症候群と呼ばれる病気に進展してしまうことがあります。
受診の目安・何科を受診するべきか
ウイルス性胃腸炎を放置するとどうなりますか?
自然と治る場合も多いですが、下痢による脱水症状には注意が必要です。
ウイルスは嘔吐や下痢といった消化器の症状によって、時間の経過とともに体の外に排除されていきます。
これにともなって自然と治ることが多いですが、水分も摂取できないほどの症状だと、脱水を引き起こすなど重症化してしまうこともあります。
ウイルス性胃腸炎で医療機関を受診する目安はありますか?
水分もとれない状態の場合は受診をおすすめします。
水分もとれない(飲んでも吐いてしまうなど)場合はぜひ早めに受診しましょう。
放っておくと脱水になってしまうおそれがあるため、水分補給のための治療が必要になることがあります。
ウイルス性胃腸炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
ウイルス性胃腸炎の専門医がいる病院を見るウイルス性胃腸炎の経過・予後
ウイルス性胃腸炎の薬はいつまで飲むのでしょうか?ずっと飲み続けなくてはいけないのでしょうか?
下痢や吐き気などの症状が落ち着けば、薬を飲み続ける必要はありません。
ウイルス性胃腸炎に対しての薬は病気自体を治すものではなく、症状を和らげるものです。そもそもウイルス性胃腸炎を治すために薬は必須ではありません。
ウイルス性胃腸炎の治療は、主に以下の2つです。
- ウイルスが自然に排除されるのを待つこと
- 嘔吐や下痢に伴う脱水を予防すること
薬を飲んでも病気自体が早く治るわけではないので、薬を飲む期間に決まりはなく、症状が辛いときにだけ使用するという方法で問題ありません。
ウイルス性胃腸炎の予防
ウイルス性胃腸炎の予防方法はありますか?
手洗い、消毒、食事の十分な加熱などが大切です。生活環境を清潔に保ちましょう。
- 手洗いをしっかりする
- 食べ物はよく加熱してから食べる
- 汚染の疑われる食べ物は避ける
などの対処によって、感染はある程度避けられます。
また、トイレなど水まわりの利用を介して感染することがあるので、水まわりを清潔に保つことも重要です。
対処法・セルフケア
ウイルス性胃腸炎で薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
薬を調整してもらうことを検討します。
処方してもらった医療機関を再度受診し、医師に相談して薬を調整してもらう必要があるかもしれません。
薬はすぐに効かないことも多いので、数日は続けて様子を見ることも大事です。
ウイルス性胃腸炎になった人の嘔吐物や便の処理、汚れた衣類はどうしたらいいですか?
感染を周りに広げないために、素手で触らないことが大事です。処理後は消毒や換気を十分に行います。
他の人にウイルスをうつさないように、処理する人は使い捨てマスクや手袋を着けてください。
便や嘔吐物は、乾燥しないうちにできるだけ早く処理することが大切です。
処理中・処理後は換気を十分に行い、手洗い・うがいも忘れず行いましょう。
ウイルス性胃腸炎の人が嘔吐したときは、どのような応急処置をするといいでしょうか?
嘔吐した直後は胃腸を休めてください。落ち着いたら水分補給をして、その後少しずつ固形物を摂取していきます。
嘔吐してすぐに口から水分や食べ物を入れようとすると、さらに症状が悪化することもあるため、しばらく時間を空けて胃腸を休ませましょう。
また、嘔吐物は口の中からすべて取り去って、誤嚥(ごえん:飲み込んだものが気道に入ってしまうこと)が起こらないようにすることも大切です。
吐き気や嘔吐が十分に落ち着いたら、ゆっくりと水分補給をし、その後少しずつ固形物をとるようにしましょう。
ウイルス性胃腸炎の治療中に、日常生活で気をつけることは何でしょうか?
脱水には注意が必要です。十分な水分補給を心がけましょう。
脱水を引き起こさないよう水分補給を心がけ、消化にいい食べ物を摂取するようにします。
体力を温存して早く治すために、仕事を休むなどしてきちんと休養をとることも必要です。
ウイルス性胃腸炎に関連するその他の質問
ウイルス性胃腸炎は人にうつりますか?
感染者が手で触れたものや、嘔吐物や便から他の人にうつるので注意が必要です。
ウイルスに汚染された食べ物や、汚物から舞ったウイルスを吸い込むことで感染することがあります。
嘔吐物や便、汚れてしまった衣類など、ウイルスに汚染されたものを処理する時は、手袋やマスクをして処理を行いましょう。
また、ノロウイルスやロタウイルスはアルコール消毒が効かないので、次亜塩素酸(塩素系漂白剤)、あるいは加熱(85℃で1分以上)で消毒が望ましいです。
ウイルス性胃腸炎の潜伏期間はどれくらいですか?
潜伏期間は、平均して1〜3日くらいです。
ウイルス性胃腸炎の腹痛や下痢などの症状は、原因となる食べ物などを食べた直後に起こるわけではありません。ウイルスが増殖して症状が出るまでの「潜伏期間」と呼ばれる日数を経てから症状が現れます。
代表的なウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスと、潜伏期間は以下のとおりです。
ノロウイルス:1~2日
冬場に多く、魚介類の生食などで感染します。
ロタウイルス:2~4日
乳幼児がかかりやすく、5歳までにほぼ全ての子供が感染するとされています。
アデノウイルス:3~10日
乳幼児がかかりやすく、下痢などの症状が続く期間が長いと言われています。
その他
サポウイルス(12~48時間)、アストロウイルス(1~4日)
ウイルスの感染ルートとしては、どのようなものが考えられますか?
ウイルスに感染した周りの人からの感染や、汚染された水や食品からの感染が考えられます。
感染者の嘔吐物や便を触った手や、その手に触れた物を介して感染します。
また、汚染された水や食品、ウイルスに感染している人が触った調理器具などから感染することもあります。
ウイルス性胃腸炎と「お腹の風邪」は違う病気ですか?
同じ病気と考えていいでしょう。
「ウイルス性胃腸炎」以外にも、「お腹の風邪」「嘔吐下痢症」「胃腸風邪」など、さまざまな呼び方があります。
ウイルス性胃腸炎について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「ウイルス性胃腸炎」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 便がゆるいか、あるいは下痢をしていますか?
- 吐き気や嘔吐がありますか?
- みぞおちに痛みがありますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 食欲がなく、食事量が減っていると感じますか?
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この記事の監修医師
吉岡 藍子
消化器内科・内科
消化器内科医の吉岡藍子と申します。 これまで大学病院や市中病院、健診センターでの内視鏡業務などを通して、消化器領域を幅広く経験してまいりました。 診療の現場では、専門的な用語や複雑な病状の説明に、患者様が戸惑いや不安を感じる場面に何度も出会いました。医療機関で提供される膨大な情報を前に、混乱されてしまう方も少なくありません。そこで、ご自身の病気や体、そして健康について、一人でも多くの方が正しく理解できる環境を作りたいという想いから、ユビーの活動に参加させていただいております。皆様が正しい医学知識に普段から触れ、安心してご自身の健康と向き合えるよう、分かりやすい情報提供に努めてまいります。 【経歴】 新潟大学医学部卒。 新潟県内外の市中病院、大学病院で勤務。 新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野にて博士取得。 2022年からユビーに入社し、横浜市で健診内視鏡診療を兼務。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03