頭頸部癌の放射線治療中に食べてはいけないものはありますか?
放射線の副作用による、味覚障害と粘膜炎に気をつけた食事をとることが大切です。
頭頸部癌の放射線治療による代表的な副作用には、味覚障害(苦味や辛味が強調される、味が感じにくくなる、味がなくなる)や粘膜炎があります。これらの副作用をやわらげ、症状の悪化を防ぐためには、適切な食事の工夫が重要です。
具体的には、味を感じにくい場合は味付けを濃い目にしたり、果物や酢の物を増やして味を感じやすくする工夫が効果的です。また、食事の温度を人肌程度にすると、口腔内への刺激を減らすことができます。さらに、亜鉛は味蕾細胞の再生を促すため、亜鉛を多く含む食品(カキやレバー、ナッツなど)を積極的に摂取することが推奨されます。
粘膜炎に対しては、香辛料や炭酸飲料などの刺激物を避け、刺激を抑えた食事を心がけることが大切です。また、口腔内を清潔に保つことも症状の悪化を防ぐために重要です。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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