脊髄空洞症
最終更新日:
脊髄空洞症と症状が似ている他の病気はありますか?
亀田総合病院 脳神経内科
原瀬 翔平 監修
回答
脊髄周辺にある組織、椎間板(ついかんばん)や椎骨、靱帯の異常による病気のほか、脊髄にじかに異常をきたす脊髄腫瘍や炎症等が考えられます。
解説
脊髄が何らかの原因で外側から圧迫される病気(椎間板ヘルニアや黄色靱帯骨化症等)で、類似した症状を呈することはあります。
ただし、そうした病気では解離性感覚障害は通常起こりません。
また、脊髄自体の病気によっても、類似した症状が見られることがあります。
たとえば脊髄腫瘍や、視神経脊髄炎・横断性脊髄炎等の炎症性の疾患などです。
これらは解離性感覚障害を認めることがあり、原因となっている病気をより慎重に見極める必要があります。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの脊髄空洞症の質問
薬はいつまで飲むのでしょうか? ずっと飲み続けなくてはいけないのでしょうか?
痛みなどの症状がおさまれば、薬の減量や中止を検討できます。
一般的にどのような薬を飲んで治療しますか?副作用はありますか?
症状に応じて痛みどめを飲むことがあります。
治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
日常生活中の工夫だけでは、予防や症状の緩和は難しいです。定期的に受診しましょう。
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
手術で症状がおさまることが多いですが、空洞が残ったり、しびれなどの後遺症が残ったりする場合もあります。
手術の合併症などはありますか?
脊髄の機能障害、髄膜炎(ずいまくえん)、人工の膜やチューブに対するアレルギー反応などが挙げられます。
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