慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)は指定難病されていますか?

はい。指定難病のひとつです。

解説

はい。国の定める指定難病のひとつです。CIDPの確定診断があり、症状がある一定以上である場合、もしくは症状はある一定以上に達していないが高額な医療を継続する必要がある場合に、年収に応じて医療費が助成されます。
CIDPは繰り返す病気であり、定期的に通院が必要になります。主治医とよく相談し、指定難病制度を利用し治療を継続していきましょう。
なお、難病や指定難病は次のように定義されています。

難病の要件

  • 発病の機構(しくみ)が明らかではない
  • 治療方法が確立していない
  • まれな病気である
  • 長期の療養が必要

指定難病の要件

上記の4つに、次の2つが加わります。

  • 患者数が人口の約0.1%未満
  • 客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が成立している

公開日

最終更新日

新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科

武井 悠香子 監修

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(参考文献)

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慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)

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関連するQ&A

「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」とはどのような病気ですか?

自己免疫反応の異常により全身の多くの末梢神経が十分に機能せず、2ヶ月以上にわたり進行や再発を繰り返す病気です。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)の原因は何がありますか?

自己の末梢神経を攻撃してしまう自己免疫の異常が原因と考えられています。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)ではどのような症状がありますか?

手足の筋力低下といった運動障害や手足のしびれ・痛みなどの感覚障害がみられます。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)には初期症状はありますか?

手足に力が入りにくくなる、しびれる、感覚が分かりにくくなるなどの症状があります。箸の使いづらさなどで気づくことがあります。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)の場合、主にどのような治療をしますか?

主にステロイド薬の大量点滴や免疫グロブリン療法、血漿浄化療法で治療します。これらの治療効果はほとんど同じです。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

手足のしびれや力の入りづらさがある場合は、脳神経内科を受診しましょう。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)とギランバレー症候群の違いは何ですか?

どちらも自己免疫の病気ですが、発症の原因や症状が異なります。

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