慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)
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慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)とギランバレー症候群の違いは何ですか?
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
どちらも自己免疫の病気ですが、発症の原因や症状が異なります。
どちらの病気も、自己免疫の異常により、全身の多くの末梢神経(脳や脊髄から出て全身に張り巡らされる細い神経)が十分に機能しないことで、手足の運動障害や感覚障害を起こす病気です。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)は、明らかなきっかけはなく、2ヶ月以上かけてゆっくり進行し、また繰り返す病気です。
一方、ギランバレー症候群は、感染などをきっかけとして急性に発症し、約4週間以内をピークに回復へ向かい、基本的には1回のみで終わる病気です。
CIDPでは原因となる自己抗体はわかっていませんが、ギランバレー症候群は抗ガングリオシド抗体が原因と考えられています。
(参考文献)
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