慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)の原因は何がありますか?
自己の末梢神経を攻撃してしまう自己免疫の異常が原因と考えられています。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)は、本来自分を守るはずの自己免疫(ウイルス・細菌・がん細胞などの異物から自分の体を守る機能)が何らかの原因で誤って自分を攻撃してしまう、自己免疫性の機序(しくみ)だと考えられています。
しかし、その原因となる抗体は見つかっておらず、また詳細な発症の機序も明らかになっていません。この自己免疫の異常により、全身の多くの末梢神経(脳や脊髄から出て全身に張り巡らされる細い神経)が十分に機能しないことで、四肢の筋力低下や感覚障害を起こすと考えられています。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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