甲状腺がんの疑いがある場合、どのような検査を行いますか?
触診でしこりを調べ、しこりがある場合は超音波検査や病理検査が行われます。
甲状腺がんが疑われる場合には、まず医師が直接甲状腺やその周辺を手で触って(触診)でしこりがあるかどうかを調べます。もし、しこりがある場合は、悪性か良性かを調べるために超音波検査や病理検査が行われます。
また、甲状腺の状態を調べるために血液検査も行われます。がんであることが確定した場合には、ステージ(病期)を調べるために、CT検査やMRI検査が行われます。
超音波検査
体に超音波を当てて、腫瘍の大きさや性質、リンパ節転移などを調べます。悪性か良性かを判断するための情報となります。
病理検査(穿刺吸引細胞診)
がんが疑われた場合に、どのような細胞からできているかを調べるために行います。通常、超音波の画像を見ながら、甲状腺に細い針を刺して、しこりから細胞を吸い取ります。
これら以外にも、患者さんの状態や疑われる病態(病気によって変化する体の状態)に応じて、必要な検査が行われる場合があります。
公開日:
最終更新日:
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
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