甲状腺がんが肺転移した場合、どのような症状がみられますか？

喉仏のすぐ下にある甲状腺という臓器で、細胞が過剰に増殖する病気です。

一部の悪性の甲状腺腫瘍は、遺伝子の異常がありますが、多くは原因不明です。大きくなるとしこりを感じます。

小さい場合、ほとんど症状はありません。大きくなると、首のしこりやものを飲み込むときの違和感が出ます。

良性で症状がなければ経過をみます。悪性であれば多くの場合、手術を行います。

甲状腺の腫れがあれば、内分泌・代謝内科か耳鼻咽喉科を受診しましょう。

悪性でも多くの場合、進行はゆっくりです。ただし、まれに進行が早く予後の悪い場合があります。

触ってわかる大きさであれば約10%、検査で見つかる小さいものであれば約5%が悪性と診断されます。

悪性の場合や、良性でも症状があれば手術が必要になることがあります。

良性の甲状腺腫瘍には、濾胞腺腫（ろほうせんしゅ）、腺腫様甲状腺腫や嚢胞（のうほう）などがあります。

手術の内容や、術後の患者さんの状態などにより異なりますが、平均的には1週間程度とされています。