腰椎すべり症の原因や考えられる症状には何がありますか?
腰椎すべり症は「変性すべり症」と「分離すべり症」に分けられます。前者は加齢が主な原因で、後者は腰椎分離症から移行して起こります。
腰椎すべり症は、原因によって「変性すべり症」と「分離すべり症」の2つに分けられます。
変性すべり症
加齢によって腰の骨と骨との間にあるクッション(椎間板)が痛むことで、腰の骨のつなぎが弱くなり、ずれていく病気です。腰の骨が前後方向にずれることによって腰の関節や神経に負担がかかり、腰痛や足の痛み・しびれが生じます。
特に50歳以上で多く、4番目の腰の骨が前方にずれることが多いです。女性で男性の4倍生じやすいと言われており、女性ホルモンが発症に関係していると考えられています。
分離すべり症
腰の骨が成長過程の若い時期に過度なスポーツをすると腰の骨が疲労骨折する事があり、腰椎分離症といいます。運動を継続していると腰痛がなかなか改善しないことがあり、スポーツの禁止やコルセットの着用が必要になる場合があります。
折れた骨がうまくくっつかずに骨が前方にずれてしまう事があり、分離すべり症と呼びます。
分離すべり症は5番目の腰の骨で起こりやすいとされます。また、変性すべり症とは違って神経への負担が生じにくいという特徴があり、症状は腰痛だけの場合が多いです。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
腰椎すべり症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。