すべり症の症状は?脊柱管狭窄症・すべり症
監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
脊柱管狭窄症・すべり症と診断された人の受診データ(最初に気になった症状・診療科)
最初に気になった症状
受診した診療科
受診して「脊柱管狭窄症・すべり症」と診断されたと回答した人が、症状チェックを始めたときに最も気になる症状として選んだものと、受診した診療科のデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
ユビーで症状チェックしたあと、受診して「脊柱管狭窄症・すべり症」と診断されたと回答した人(自己申告)が、最も気になる症状として選んでいたのは、腰痛(17%)、下肢のしびれ(11%)、大腿部痛(9%)などでした。
受診した診療科は、整形外科(84%)、内科(5%)、リハビリテーション科(2%)の順でした。
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腰椎すべり症とは
加齢により、腰椎(腰の骨)が変形したり腰椎の間にあるクッションの役割を持つ椎間板が傷つきます。このことより腰に痛みを感じたりお尻や太もも、足周辺の神経症状が出やすくなる状態です。
腰椎すべり症とはどのような病気ですか?
腰の骨が前後方向にずれる(=すべる)ことで腰の関節や神経に負担がかかり、腰痛や足の痛み・しびれが生じる病気です。
腰椎すべり症とは
腰椎すべり症とは、腰の骨が前後方向にずれる(=すべる)ことによって腰の関節や神経に負担がかかり、腰痛や足の痛み・しびれが生じる病気です。腰の痛みや重さ・だるさが出るだけの方もいれば、足の痛みやしびれが出て長時間歩けないなどの症状が出る方もいます。
腰椎すべり症の原因
腰椎すべり症の多くは、加齢に伴って腰の骨と腰の骨の間にあるクッション(椎間板)が傷むことで、腰の骨がずれやすくなることが原因と考えられています。
治療方法
薬物治療やコルセットの使用、生活の改善などに取り組みます。これらを実施してもつらい症状が残る場合には、手術による治療が必要になることもあります。
腰椎すべり症の症状
腰椎すべり症には初期症状はありますか?
腰椎すべり症の初期症状は腰痛だけであることが多いです。
腰椎すべり症の多くは、加齢に伴って腰の骨と骨との間にあるクッション(椎間板)が傷むことで、腰の骨のつなぎが弱くなり、ずれていく病気です。傷んでしまった椎間板は、腰痛の原因になります。以下に初期症状としての腰痛の特徴を挙げます。
痛みの感じ方
腰の重さ・だるさ、腰周りの筋肉の張り、腰痛(軽いものから重いものまで)があります。
痛みを感じる場所
腰の真ん中~臀部までと人によって範囲が違います。
痛みのタイミング
安静にしている時よりも、腰を曲げる、重いものを持ち上げる、階段の昇り降りをするなどの日常生活の動作の中で痛みを感じます。
腰椎すべり症の原因
腰椎すべり症の原因や考えられる症状には何がありますか?
腰椎すべり症は「変性すべり症」と「分離すべり症」に分けられます。前者は加齢が主な原因で、後者は腰椎分離症から移行して起こります。
腰椎すべり症は、原因によって「変性すべり症」と「分離すべり症」の2つに分けられます。
変性すべり症
加齢によって腰の骨と骨との間にあるクッション(椎間板)が痛むことで、腰の骨のつなぎが弱くなり、ずれていく病気です。腰の骨が前後方向にずれることによって腰の関節や神経に負担がかかり、腰痛や足の痛み・しびれが生じます。
特に50歳以上で多く、4番目の腰の骨が前方にずれることが多いです。女性で男性の4倍生じやすいと言われており、女性ホルモンが発症に関係していると考えられています。
分離すべり症
腰の骨が成長過程の若い時期に過度なスポーツをすると腰の骨が疲労骨折する事があり、腰椎分離症といいます。運動を継続していると腰痛がなかなか改善しないことがあり、スポーツの禁止やコルセットの着用が必要になる場合があります。
折れた骨がうまくくっつかずに骨が前方にずれてしまう事があり、分離すべり症と呼びます。
分離すべり症は5番目の腰の骨で起こりやすいとされます。また、変性すべり症とは違って神経への負担が生じにくいという特徴があり、症状は腰痛だけの場合が多いです。
腰椎すべり症の治療・対処法
脊柱管狭窄症・すべり症への対処法は?
腰への負担を減らしましょう。重いものを持ちあげたり、良くない姿勢で座っていると病状が進行しやすいです。歩行できる距離が段々と短くなる場合には、手術が必要となることがあります。
受診の目安・何科を受診するべきか
腰椎すべり症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
基本的には整形外科を受診しましょう。
腰椎すべり症の初期症状は腰痛であることが多いです。ただし、考えられる腰痛の原因はヘルニアや骨折・腫瘍などの腰の病気、内臓の病気など多岐にわたります。疑われる病気によって、適切な診療科は以下のように変わってきます。
腰の病気が疑われる場合
腰椎すべり症をはじめとする腰の病気が疑われる場合、整形外科を受診しましょう。腰の病気の多くでは、腰を動かした際に痛みが強まります。
強烈な腰痛と胸の痛みがある場合
心臓や血管の病気の可能性があります。救急科や循環器科を受診しましょう。
腹痛や吐き気などの症状がある場合
胆のうや膵臓、胃十二指腸潰瘍などの内臓の病気の可能性があります。内科や消化器科を受診しましょう。
なお、弱い腰痛では様子を見ても問題ないことが多いですが、2週間以上あまり症状が改善しない場合などは整形外科の受診を検討しましょう。
腰椎すべり症について医療機関を受診する目安はありますか?
腰痛などの症状により日常生活に支障をきたしている場合には、医療機関を受診しましょう。
腰椎すべり症の初期症状は腰痛であることが多いです。腰痛の原因としては骨折や腫瘍、内臓の病気なども考えられるため、急に始まった強い腰痛では早めに医療機関を受診して原因をはっきりさせましょう。弱い腰痛であっても、2週間以上症状が改善しない場合などは医療機関の受診を検討しましょう。
腰椎すべり症と診断された後は、日常生活にそれほど支障がない場合には定期的な受診は必要ありません。ただし、以下の場合には再度受診を考えましょう。
脊柱管狭窄症・すべり症の専門医がいる近くの病院はありますか?
脊柱管狭窄症・すべり症の専門医がいる病院を見る対処法・セルフケア
腰椎すべり症と診断された時に、やってはいけないことは何ですか?
腰椎すべり症の治療では安静にすることが大切です。腰に負担のかかる動作や過度なスポーツは避けましょう。
腰椎すべり症の多くは、加齢に伴って腰の骨と骨との間にあるクッション(椎間板)が傷むことで、腰の骨がずれやすくなることによって発症すると考えられています。腰の骨がずれやすい状態で腰に負担がかかる動作を続けてしまうと、腰の骨や関節に負担がかかって変形が進んでいきます。そのため、以下のような腰に負担がかかる動作を避けましょう。
- 重いものを持ち上げたり、持ち続けたりする
- 長時間座りっぱなしになる
- 過度なスポーツ(ただし運動不足も避ける)
- 腰を曲げたり反らしたりした状態での作業
腰椎すべり症に関連するその他の質問
腰椎すべり症の痛みが軽減する寝方はありますか?
仰向けで寝る時に膝下にクッションや座布団を入れて膝を立てると腰が丸まり、寝ている時の腰痛が軽減されます。
腰椎すべり症の初期症状は腰痛だけである場合が多いですが、病気が悪化するにつれて足の痛みやしびれ、長時間の歩行が困難になるといった症状が出てくることがあります。これは、腰の骨がずれることによって腰の骨に囲まれている神経が圧迫されることが原因とされます。
神経の圧迫は腰を反らしていると悪化するため、少し腰を丸めて寝てみると症状が楽になる場合があります。寝ている時に膝の下にクッションや枕を入れると腰を丸めた姿勢をキープしやすいため、腰や足の症状の軽減が期待できます。
腰椎すべり症に対してストレッチは有効ですか?
腰椎すべり症を悪化させる反り腰の改善にストレッチが有効です。
腰椎すべり症を悪化させる原因の1つに「反り腰」という姿勢の悪さがあります。腰から背中にかけての筋肉の柔軟性の低下が反り腰につながるため、背中を丸めて筋肉を伸ばすストレッチが有効な場合があります。
椅子の上で行うストレッチ
椅子に座り、息を吐きながら両手を前に伸ばしながらゆっくりと前へ倒れていきます。背中を丸めながら伸ばしていくことを意識します。
床の上で行うストレッチ
床に両手・両ひざをつきます。息を吐きながらゆっくりと背中を丸めます。背中の筋肉が伸びていくことを意識します。
それぞれのストレッチは、1つの動作を20秒以上かけてゆっくり行いましょう。また、病状には個人差があるため、ストレッチの際に痛みやしびれが強まる場合には中止してください。
腰椎すべり症について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「脊柱管狭窄症・すべり症」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 腰が痛みますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
- 足の付け根から足の指までのどこかにしびれはありますか?
- 手足の皮ふが冷たいですか?
- 皮ふ表面の感覚がおかしいと感じますか?
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この記事の監修医師
濱畑 智弘 先生
山田記念病院 整形外科
慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03