「悪性神経膠腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
原因は主に遺伝子の突然変異で、環境因子として放射線被曝があります。男性に多く、組織型によって発症年齢が異なります。
一般的な脳腫瘍の病因としては、遺伝子の突然変異が主因であり、遺伝的素因や環境因子の関与は少ないと考えられていますが、確立した環境因子として治療による放射線被曝があります。
脳腫瘍には、他のがんのようなTNM分類やステージ分類がなく、代わりに悪性度の指標である「グレード」が使われ、1から4の数字で分類されています。
グレード3およびグレード4の神経膠腫が「悪性神経膠腫」として扱われています。
このグループに属する神経膠腫は、乏突起膠腫、星細胞腫および膠芽腫の3つの組織型があり、いずれにおいてもやや男性に多いです。
これらの組織型のひとつである星細胞腫(グレード2,3)の発症年齢ピークは30歳代後半、一方、膠芽腫(グレード4)は60歳代です。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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