後部硝子体剥離には初期症状はありますか?
後部硝子体剥離では、目の前に黒い点や糸くず、虫のような影が飛んで見える「飛蚊症」がよくみられます。
後部硝子体剥離では、目の前に黒い点や糸くず、虫のような影が飛んで見える「飛蚊症」がよくみられます。また、暗い場所や視線を動かしたときに、稲妻のような光が一瞬走って見える「光視症」が起こることもあります。
これらの症状は、硝子体が網膜を引っ張ったり、濁りが生じたりすることで引き起こされます。単純な後部硝子体剥離だけであれば、視力への影響は少ない場合が多いですが、網膜に裂け目ができたり網膜剥離を合併すると、視力が低下したり、視野の一部が欠けるといったより重い症状が出ることがあります。
そのため、急に飛蚊症が増えたり、光視症が強くなった場合には、早めの眼科受診が大切です。
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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
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