チックの場合、主にどのような治療をしますか?
チックが悪化しにくい環境づくりのために、関係者で相談をします。症状が重症の場合は薬の治療が試みられることもあります。
まずは、脳機能の発達など生物学的な理由が発症の原因であり、親の育て方や本人の性格の問題ではないことが説明され、過剰に意識しないようにすることが大切です。
チックが悪化しにくい環境や生活づくりを考え、学校でどのような工夫や配慮が受けられるかを話し合いましょう。
成長とともにチックの症状が軽くなったりなくなったりすることがありますので、必ずしも治療が必要とは限りません。
ただ、チック症状が激しく、日常生活に支障をきたす場合や、本人が症状を気にして精神面での悪影響が考えられる場合、随伴症状が重症な場合などは薬物療法が試みられることもあります。
薬物療法では、保険適用外の薬剤もありますので、服薬による利益が副作用のリスクを上回るかどうかがポイントです。
ドパミンやセロトニン系に作用する抗精神病薬が用いられることが多くなっています。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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