多発性筋炎・皮膚筋炎には初期症状はありますか?
二の腕や太ももなどの筋力低下が徐々に進行していきます。皮膚ではまぶたの赤みなど顔の症状が特徴的です。
多発性筋炎・皮膚筋炎の初期には筋力低下・皮膚の変化・息切れが見られることが多いです。
筋力低下
筋肉は大きなものほど炎症を起こしやすいため、太ももや腕、肩、首の症状がよくみられます。痛みは伴うこともあれば伴わないこともあります。
太ももの筋肉が炎症を起こす場合
階段が登りにくくなります。
腕や肩の筋肉が炎症を起こす場合
髪を結んだり、ものを持ち上げる動作がしにくくなります。
首の筋肉が炎症を起こす場合
寝返りが打ちにくくなったり、頭を枕から持ち上げにくくなったりします。
皮膚の変化
女性に多く、皮膚の所見は顔面の症状で気付かれることも多いです。特に瞼の周りが赤紫色になったり、浮腫んだりする症状が特徴的です。
それ以外には、手の甲、指の背側、ひじ、ひざなどの擦れやすいところが赤くカサカサな状態に変化します。また、前胸部や背中の日光が当たりやすい部分に湿疹(かゆみを伴うぶつぶつ)が現れることもあります。
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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