機能性ディスペプシアに対しては、主にどのような治療をしますか?
生活習慣の改善や食事療法が中心になります。消化管の動きを改善する薬や、胃酸を抑える薬、抗不安薬などの薬を使うこともあります。
機能性ディスペプシアの治療は、生活習慣の見直しや薬物療法が中心となります。
生活習慣の見直し
十分な睡眠と適度な運動を心がけることが大切です。食事に関しても、以下のような点に気をつけて見直しを図っていきます。
- 食事の時間を規則正しくする
- 満腹にならないよう、複数回に分けて少量ずつ食事をとる
- 脂肪分を多く含む食事は避ける
- アルコールやコーヒーは控える
薬物療法
症状に合わせて以下のような薬を使うことがあります。組み合わせて使うことで効果が得られる場合もあります。
- 消化管の動きを改善する薬:お腹の膨満感(お腹の張り)が和らぐことがあります。
- 胃酸を抑える薬:みぞおちの痛みや灼熱感(焼けるような感じ)に対して有効なことがあります。
- 抗うつ薬や抗不安薬:知覚過敏を抑える作用があります。
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
(参考文献)
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