「むずむず脚症候群」とはどのような病気ですか?
夕方から深夜のじっとしているときに、主に足がムズムズし、じっとしていられない異常感覚が続く病気です。
「むずむず脚症候群」は、Restless legs symdrome(下肢静止不能症候群)とも言われる病気です。安静にしている時や横になっている時、また眠りにつく時に、足の異常感覚を特徴とする病気で、夕方から夜に症状があらわれることが多いとされています。
足の異常感覚は、歩いたり足を伸ばすなど、足を動かすと症状が改善します。そのため、症状が出ると足を動かしたくて仕方がないという強い欲求があらわれることも特徴で、不穏に動き回ったり足を動かしたりしてしまいます。
特に原因のない特発性と、ほかの病気により二次的に起こる二次性があります。
脳のドパミンという伝達物質を利用した回路の機能低下や、脳が鉄分をうまく利用できない状態などが関わっていると考えられています。
生活環境の見直しや、薬物治療、原因疾患の治療などを行います。
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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