起立性調節障害

公開日

最終更新日

自律神経とは何ですか?

精神科・心療内科

日下 慶子 監修

体の機能を調節する神経のことです。

解説

循環、呼吸、代謝、消化など、基本的な体の機能を調節する神経系です。

おすすめのQ&A

双極性障害で精神科に通院していますが、生理の時は特に悲観的になり困っています。なにか対処する方法はありますか?

最近、特に悲観的な気持ちになりやすく困っています。私は双極性障害で精神科に通院していますが、生理の時期になると特に辛くなります。死にたくなる、生きていたくない、何もしたくないといった気持ちが強くなり、自分を責めてしまいます。 私はロングスリーパーで、体力が他人より少ないと感じています。また、起立性調節障害のような症状もあり、自分を怠け者だと責めてしまいます。家族にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。血圧を上げる薬(ミドドリン)を精神科で処方してもらっていますが、効果が感じられません。血圧は毎朝低く、早起きをすると吐き気や動悸が止まらず、結局昼過ぎまで二度寝をしてしまいます。毎日10〜12時間寝ないと起きられません。 生理の時は特に悲観的になり、生きていたくないと感じます。どうすれば良いのか分からず、循環器内科に行っても対処療法にしかならないのではないか、血圧を上げる薬をもらっても良くなるのか不安です。 どのようにして生きていけば良いのか分からず、これ以上家族に迷惑をかけたくありません。しんどい時はクエチアピンやジアゼパムを頓服として飲んでいますが、あまり効果がありません。普段はクエチアピン、ジアゼパム、ミルタザピン、ミドドリン、ピルを服用しています。 どうかアドバイスをいただけると助かります。

質問者のイラスト

30代 / 女性

お話を伺い、非常に辛い状況にあることが伝わってきます。そんな中ご相談いただき、ありがとうございます。以下にご質問のポイントについてお答えいたします。

月経時の症状について

月経の時に特に悲観的な気持ちになるのは、ホルモンの変動が影響している可能性があります。月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)といった症状が考えられます。これらはホルモンの変動によって引き起こされるもので、月経に伴って精神的な症状が強く出ることがあります。

これらはすでにピルを服用しているとのことなので、すでに婦人科を受診して相談されているかもしれませんが、食事療法や、ピルの種類を変更することにより症状が緩和される可能性があります。

眠気と精神科治療について

双極性障害の治療を受けているとのことですが、症状が良くならない場合は、治療法の見直しが必要かもしれません。

クエチアピンやジアゼパムは比較的眠気が出やすい薬剤なので、「毎日10-12時間寝ないと起きられない」という症状と関連している可能性があります。服用を開始した直後からそのような症状が出ている場合は、特に関連が疑われます。その場合は、他の気分安定薬(リーマス(炭酸リチウム)、デパケン(バルプロ酸))や、抗精神病薬(エビリファイ(アリピプラゾール))などの切り替えなどが候補にあがると考えられます。また、様々な薬物療法でもうつ症状が改善しない場合は、その他の治療(脳を刺激する治療など)が用いられる場合があります。

ただし、薬物療法に関してはくれぐれも自己判断せず、必ず主治医と相談して行ってください。

血圧と体調について

血圧が低い状態が続いていること、早起きすると吐き気や動悸があることから、確かに起立性調節障害の可能性も考えられます。しかし、ミドドリンを服用しても改善が見られていないこと、今感じている症状は双極性障害のうつ症状とも関連があることから、もしかしたら双極性障害の治療が優先されるかもしれません。もしこれまで精査したことがなければ、何か原因になる他の疾患がないか一度内科で検査を受けてみることは有用かもしれません。体の病気が原因で、うつ症状が出ることもしばしばあります。

まとめ

双極性障害の治療について、現在の薬物療法の副作用という観点も含め、主治医とよく調整の余地がないかを相談されることをおすすめします。お大事になさってください。

医師の回答を見る

関連するQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。

こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。

この記事をシェアする

他に気になることを調べたい方は

初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
薬について調べる
薬について調べる

おくすりアシスタント

病気の治療に使われる薬を比較しながら、効能や副作用、気をつけることを確認できる機能です。※対応しているお薬は、処方薬(医療用医薬品)のみ

さっそく調べる

サービスの目的と位置付け

ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。