起立性調節障害
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治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
回答
症状を悪化させない日常的な工夫をしつつ、ストレスの少ない生活を心がけましょう。
解説
起立性調節障害の症状は、立ち上がったときに生じる血流の悪化によって生じます。
そのため、立ち上がるときに、
- 急がずゆっくり立ち上がる
- 頭を心臓の高さに下げる
- 足踏みをする
- 両足をクロスする
など姿勢を工夫することで、症状が出るのを防ぎやすくなります。
日中に横になることをなるべく避けることも大切です。
また、ストレスの少ない生活を送ることも重要です。
- 規則正しい生活を心がける
- 暑気を避ける
- なるべく毎日運動する
- 塩分と水分(1.5〜2L)をこまめにとる
といったことを心がけるといいでしょう。
圧迫ソックスなどの治療装具の利用も有効です。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの起立性調節障害の質問
薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
薬を4週間飲んでもまったく改善しない場合、専門医の受診を検討しましょう。
薬はどの時間帯に飲めばいいのでしょうか?
朝のうちに飲む薬を処方することが多いですが、種類によっては朝以外に飲む場合もあります。
新起立試験とはどのようなものですか?
寝ているときと立ち上がったときの血圧の変化や、血圧が戻るまでにかかる時間、自覚症状などを調べる検査です。
一般的にどのような治療を行いますか?
ご本人と周りの人たちに病気についてしっかりと理解してもらったうえで、生活リズムの改善などを中心に治療を行います。
心理社会的ストレスにはどのようなものがありますか?
不安や焦り、気持ちの落ち込みや怒りなどの心情の変化を引き起こす出来事や状況をいいます。
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