起立性調節障害
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一般的にどのような治療を行いますか?
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
回答
ご本人と周りの人たちに病気についてしっかりと理解してもらったうえで、生活リズムの改善などを中心に治療を行います。
解説
まずはご本人とそのご家族、学校関係者などの周りの方々に、病気についてきちんと知ってもらい、起立性調節障害が怠けではなく身体疾患であることを理解してもらいます。
そのうえで、
- 立ち上がるときはゆっくり立ち上がる
- 早寝早起きを心がける
- 日常生活の中で軽い運動をする
といった日常生活での工夫によって、症状の改善をめざします。
なかなか症状が改善しないときは、薬物療法の実施を検討します。
また、心理社会的な要因が発症に関わっていると考えられる場合は、環境調整や心理療法を行います。
関連する病気と症状
(参考文献)
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どのような検査を行いますか?
問診を行ったうえで血液検査や検尿などを実施し、起立性調節障害の疑いが強いと考えられたら、新起立試験や心身症のチェックを行います。
起立性調節障害とはどのような病気ですか?
自律神経のはたらきの乱れによって、立ち上がったときの体の血流が悪くなってしまう病気です。
どのような人が起立性調節障害になりやすいですか?
小学校高学年〜中学生にかけての、自律神経が不安定になりやすい時期になりやすいです。
治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?
症状を悪化させない日常的な工夫をしつつ、ストレスの少ない生活を心がけましょう。
医療機関を受診する目安はありますか?
症状がつらい場合や、学校に行けないなど困り事がある場合、受診を検討しましょう。
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