甲状腺機能亢進症
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どのような症状が見られますか?
医療法人泰水会濵﨑クリニック 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
回答
脈が速くなる、手が震える、急にやせてしまう、汗の量が増えるなどが主な症状です。不眠や不安感が生じることもあります。
解説
甲状腺ホルモンは全身の代謝(体内の古いものを壊し、新しいものを作る働き)を活発にします。
この甲状腺ホルモンの量が体内で増えすぎると、体のバランスを司る自律神経系の一つである交感神経が興奮して、カテコラミンというホルモンが多く作られるようになります。
その結果として、
- 脈が速くなる
- 急に体重が減る
- 汗をかく
- 下痢
- いらいらしやすい
- 食欲が増す
などの症状が起こります。
また、甲状腺機能亢進症の原因はいくつか考えられますが、原因によっては甲状腺そのものが腫れたり、眼球が前のほうに飛び出たりすることがあります。
甲状腺に腫瘍がある場合、首のあたりに違和感を感じることもあります。
子供が発症した場合、学力低下や落ち着きのなさが兆候となるケースもしばしばあります。
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(参考文献)
中島康代,山田正信. 内分泌疾患・糖尿病・代謝疾患ー診療のエッセンス 甲状腺中毒症. 日本医師会雑誌. 2021, 150, p.96-99.
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