股関節骨折では歩けるまでどのくらいかかりますか?
骨折の重傷度と、もともとの体力や歩く能力によって期間は異なります。歩く能力がある程度落ち着くまでには、手術後1〜2ヶ月の期間を必要とする場合が多いです。
この骨折は、骨折する部位によって大腿骨頚部(けいぶ)骨折、大腿骨転子部(てんしぶ)骨折などと病名が分かれ、必要とされる手術方法やその後のリハビリ方法が変わります。
骨折の種類や、骨折部のずれ・粉砕の程度によって手術後すぐに体重をかけて歩く練習ができるようになるかが異なります。長い場合では、6週間ほど体重をかけずにリハビリを行ってから歩行練習を開始することもあります。もともとの体力や筋力、手術中にわかる骨の丈夫さや骨折部の不安定さをもとに判断されることが多いです。
手術翌日から体重をかけて歩く練習が可能である場合でも、年齢やもともとの歩行能力・持病などによって歩行能力が安定するまでの期間はさまざまです。また、どこまで歩く能力が回復するかも状況によって個人差があります。車いすに乗り移るまでが目標となる場合も少なくはありません。
このように状況によってさまざまですが、歩く・車いすなど移動する能力がある程度安定するまでは1〜2ヶ月の期間を必要とする場合がほとんどです。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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