圧迫骨折の場合、主にどのような治療をしますか?
コルセットを着用し、安静を心がけます。
圧迫骨折の治療の基本は、保存治療(手術以外の治療)です。ただし、骨折部に不安定さがある、骨がくっつかない(偽関節と呼びます)、神経を圧迫している場合などは、手術を行う場合もあります。
具体的には、以下のような治療があります。
コルセットの着用
コルセットを巻くことで、背中が丸くなる動きを予防することができます。また、体幹を圧迫することで痛みの軽減に役立ちます。
安静
痛みが強い時期には安静が重要です。特に、怪我をしてから1ヶ月以内に動きすぎると骨折部の変形が進んでしまうことがあり、注意が必要です。
鎮痛剤の内服
痛みが強い時期は鎮痛剤を内服し、痛みを軽減させます。
リハビリ
安静やコルセットの着用による足腰の筋力低下を予防するために、筋力トレーニングや歩行の訓練を行うこともあります。
手術
以下のような手術を行うことがあります。なお、骨折の手術の中でも特に専門性の高い治療となり、手術のできる施設は限られます。
経皮的椎体形成術、 バルーンカイフォプラスティ
潰れた骨の中で風船(バルーン)を膨らませて、その空間にセメントを注入して固める手術です。
腰椎後方固定術
スクリューやロッド(金属の棒)を用いて、背骨をまっすぐに治す手術です。
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最終更新日:
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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