肺動脈性肺高血圧症
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一般的にどのような薬を飲んで治療しますか? 副作用はありますか?
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
回答
肺の血管を広げる薬を主に用いますが、症状に応じてその他にもいくつかの薬を併用します。薬によっては副作用もあります。
解説
カルシウム拮抗薬など、肺の血管を広げる作用のある薬を主に使用します。症状によって複数の薬剤を併用することも多いです。
また重症の場合、持続点滴の製剤の使用も検討されます。病状によっては抗凝固療法や、利尿剤の使用、心臓の働きを助ける作用のある強心剤の使用も検討されます。
薬の使用にあたっては、血圧の下がりすぎや肝臓・腎臓などの数値の上昇、薬疹(薬の使用に伴う発疹)の出現といった副作用に注意します。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの肺動脈性肺高血圧症の質問
肺動脈性肺高血圧症(PAH)とはどのような病気ですか?
心臓から肺に血液を送る血管である肺動脈の圧力(血圧)が、何らかの原因で異常に上昇する病気です。
肺動脈性肺高血圧症になる原因には何がありますか?
心臓の疾患、遺伝、薬、膠原病などの疾患が関連する場合や、原因が不明(特発性)の場合もあります。
肺動脈性高血圧症はよくある病気ですか?
非常に稀な疾患で、有病率は100万人に1〜2人から15人程度とされています。
肺動脈性肺高血圧症を放置するとどうなりますか?
病気の進行に伴って息苦しさ等の症状が悪化し、最終的には命に関わります。
肺動脈性肺高血圧症ではどのような症状が見られますか?
身体を動かした時などの息苦しさや疲れやすさが主な症状です。失神、血痰、咳、声のかすれ等の症状が出ることもあります。
肺動脈性肺高血圧症に関連する病気や症状
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