腱鞘炎
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腱鞘炎の治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
まずは安静にして手を使わないようにします。改善が見られない場合は、薬物治療や注射、手術などの治療を行います。
解説
治療の開始時には、手や指を安静に保つ過ごし方の指導と、炎症を抑える塗り薬や湿布薬の処方を行うことが多いです。症状によっては飲み薬も使用します。
上記の治療では改善が見られない場合には、局所麻酔薬とステロイドの注射による治療を検討します。注射による治療は、腱を傷つけてしまう危険性や細菌感染症につながる危険性があるため、期間を空けて行うようにします。
2〜3回注射を行っても十分な効果が見られない時は、手術の実施も検討します。
関連する病気と症状
(参考文献)
ほかの腱鞘炎の質問
腱鞘炎とはどのような病気ですか?
手の使い過ぎにより腱鞘や腱そのものが炎症を起こし、指や手首に痛みを感じる病気です。
腱鞘炎にはどのような人がなりやすいですか? 原因はありますか?
日常的に手や指をよく使う習慣がある人がなりやすいです。また、更年期や妊娠中の女性もなりやすい傾向にあります。
腱鞘炎を放置するとどうなりますか?
痛みを避けるために指をあまり動かさなくなると、関節が固まって動かしにくくなることがあります。
腱鞘炎ではどのような症状が見られますか?
指の付け根に痛みや腫れを生じたり、指の曲げ伸ばしの際に引っ掛かったりします。
腱鞘炎と症状が似ている他の病気はありますか?
骨折や細菌感染症、関節症、リウマチなどの関節炎と症状が似ていることがあります。
腱鞘炎に関連する病気や症状
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