アルコール依存症の場合、主にどのような治療をしますか?
病気の理解、合併症や離脱症状の治療、リハビリテーションのように段階を踏んで治療を行います。
症状や病気自体を認識する、断酒、薬物なども使いつつの離脱症状の治療、自助グループやカウンセリングを用いての再発予防を行なっていきます。
症状が重度である場合には入院治療を行うこともあります。
薬物療法
飲酒欲求を抑える薬や禁酒症状を和らげる薬が使用されます。
例えば、ジスルフィラム、ナルトレキソン、アカンプロサートなどがあります。
カウンセリング
心理療法やカウンセリングは、アルコール依存症の治療において重要な役割を果たします。これには、認知行動療法、動機づけ面接法、家族療法などが含まれます。
自助グループ
アルコール依存症者同士が集まり、経験を共有し、互いに支え合うことで回復を促進します。
入院治療
連続飲酒の状態であったり、離脱症状が出たりしている場合は、入院治療の適応となる可能性があります。
また、身体合併症があったり、日常生活に支障があったりする場合は入院治療が勧められるでしょう。支えてくれるご家族の状況も大切です。
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最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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「アルコール依存症」とはどのような病気ですか?
アルコール依存症とは、お酒を飲む量や飲むタイミングを自分でコントロールできなくなることです。
アルコール依存症の原因にはどのようなことがありますか?
長期間お酒を飲み過ぎることが原因で、主に心理、社会的な要素などが理由として考えられます。
アルコール依存症には初期症状はありますか?
飲酒量が増える、いけないと思っていてもお酒をやめられないといった症状が挙げられます。
アルコール依存症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
精神科や心療内科、内科が考えられます。アルコール依存症かも、と思ったらぜひ専門家に相談してください。
アルコール依存症に特徴的な顔つきや目つきはありますか?
特徴的な顔つきは特にありません。
急性アルコール中毒ではどのような症状がでますか?
多量のアルコールを短時間に摂取することで、血中のアルコール濃度が急激に上昇し、中毒症状が起こります。
アルコール依存症は自分でチェックできますか?
世界保健機関(WHO)が作成したチェックシートでセルフチェックできます。
アルコール依存症のステージとはどのようなものですか?
依存との境界線の時期、初期、中期、後期の4ステージに分けられます。
アルコール依存症を自覚させるにはどのような方法がありますか?
お酒で起こった問題を代わりに解決するなどの行動は避けましょう。早めに医療機関などへ相談することも大切です。
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