フォン・ヴィレブランド病の場合、圧迫止血するとなぜ血が止まるのですか?
血流が低下してフォン・ヴィレブランド因子や血小板の局所濃度上昇を引き起こすことで、止血を促進します。
圧迫止血は、血流を減少させ、血小板やフォン・ヴィレブランド因子(VWF)の局所濃度を高めることで、出血を止める効果があります。
出血が起きた際には、まずは一次止血としてVWFを介して、血液中の血小板が集まり、結合することで傷口をふさぎます。
フォン・ヴィレブランド病では、VWFが不足したり、機能不全になることで、この過程が阻害され出血が止まりにくくなります。
圧迫止血を行うことで、血管が圧迫され血流を減少することで、局所的な血小板濃度やVWF濃度を高めることができ、VWFの不足や機能不全を補うことができます。
また、圧迫止血はフォン・ヴィレブランド病の方以外に対しても有効です。出血した際には圧迫止血を試みましょう。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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