血が止まりにくい血液型はありますか?
個人差も大きいため一概にはいえませんが、O型の方は他の血液型の方に比べて血が止まりにくい可能性があります。
通常の日常生活においては、ほぼ影響はありませんが、O型の方は他の血液型の方に比べて血が止まりにくいことがあるとされています。
O型の方は、止血に必要な物質が他の血液型の方よりも少ない傾向があり、それが原因で血が止まりにくい可能性があります。
出血は、一次止血と二次止血の二段階を経て止まります。
一次止血では、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)を介して、血液中の血小板が集まり、結合することで一次血栓を作り、傷口をふさぎます。
ニ次止血では、12種類の凝固因子が連鎖的に働くことで、フィブリンという膜が一次血栓の周りに形成され、より強固な二次血栓を形成します。
O型の方は、一次止血に必要なVWFや二次止血に必要な第VIII因子が少ない傾向があり、血が止まりにくいことがあります。
ただし、個々の止血能力は、血液型以外の要因(例えば、健康状態や薬の影響など)にも影響され、個々人によっても異なります。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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