足の指の腫れの治療や予防方法には何がありますか?
原因となる病気により、治療や予防方法が異なります。
原因となる病気によって治療や予防方法は異なります。
炎症をおこしたもの
強い痛みと腫れが急に始まった場合では、炎症を起こしている可能性が高いです。以下は治療が必要となる場合です。
痛風による痛みの予防には、暴飲暴食を避けることがあります。
糖尿病がある方は足の周りに細菌感染症を起こしやすいうえに重症化する場合があり、足の怪我に日頃から注意が必要です。
徐々に変形したもの
- 外反母趾:親指が小指のほうへ曲がったもの
- 内反小趾:小指が親指の方へ曲がったもの
- 強剛(きょうごう)母趾:親指の付け根の関節の軟骨がすり減ったもの
これらの病気は、初期のうちは痛みがあまり強くないことも多いです。痛みが出ても、足にかかる負担を減らすことで痛みを和らげることができる場合が多いです。
治療と予防のため、足に負担のかかりにくい靴を履くことや、長時間足に負担のかかる作業を避けることで、痛みを和らげたり変形のスピードを遅らせたりすることができます。
腫瘍(腫れ物やしこり)が関わるもの
- ガングリオン:関節の周りにゼリー状の物質が貯まったもの。親指に出来やすい。
- 爪下外骨腫:足の指の骨にできる良性の腫瘍。爪が押され変形する。
これらの病気では腫瘍そのものへの処置が必要です。ガングリオンはゼリーを吸引することで一旦腫れは引きますが、もし再発を繰り返す場合には手術が必要になる場合があります。爪下外骨腫は自然にはなくならないため、気になるようなら手術を検討します。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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