足の指がはれている
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/12/09
「足の指がはれている」がどの病気に関連するかAIでチェックする
足の指がはれているという症状について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「足の指がはれている」はどんな症状ですか?
足の指がはれているとは
「足の指がはれている」に関連する主の病気には、外反母趾、高尿酸血症、爪囲炎などがあります。
「足の指がはれている」に関連する症状はありますか?
「足の指がはれている」のQ&A
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説足の指の腫れの原因となる病気はいくつかあります。この中で、「炎症をおこしたもの」については早い段階での処置が必要となる場合があります。
以下のチェック項目に当てはまるものがあれば、早めに病院を受診しましょう。足の指の腫れのチェック項目
- 急に腫れと共に強い痛みが始まった。
- 足の指を強くぶつけた・捻った、足の指の上に重いものを落としてから痛みがある
- 痛みが始まってから足の指が変形している
- 赤く腫れて熱を持っている
- 広い範囲に内出血がある
- 強い痛みのせいで歩くときに足を引きずってしまう
- 寝ていても強い痛みを感じる
- 糖尿病の可能性が高い、または既に治療中である
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る中村耕三. 足の痛みクリニカルプラクティス. 中山書店. 2011
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般の皆様.http://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-01-18). - A.
足の指先や指のつけ根に腫れがみられる症状を指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「足の指の腫れ」とは、足の指先や指のつけ根に腫れが見られる症状を指します。爪の周りや足の指の関節が腫れている場合もあります。
見た目の腫れ以外には以下のような症状を伴う場合があります。- 指が変形している
- 熱を持って赤くなる
- 内出血がある
- 痛みやしびれがある
- 動かしているときだけ痛みがある
- 安静にしていても痛みがある
病気の原因によってこれらの症状が異なります。
- A.
爪周囲炎や蜂窩織炎が考えられます。原因となる病気の治療も必要となる場合があります。
解説足の指は、不潔になりやすく血流が良くないため、体の中でも細菌感染症を起こしやすい部位です。裸足で歩いて傷つける、靴が合わなくて靴擦れを起こす、歩いていて足の指を強くぶつけるなど、怪我のきっかけも多い場所です。
このようにして細菌感染症を起こした場合、場所によって病気が異なります。爪周囲炎
爪の周りは細菌感染症を起こしやすい場所です。通常は抗生物質による治療や小切開が必要となります。
特に足の場合には、陥入爪といって爪がわきに食い込んで炎症を起こす病気もあります。細菌感染症の原因となっている場合、陥入爪の処置が後々必要となる場合があります。蜂巣炎
皮膚の周りに細菌感染症をおこしたものです。通常は抗生物質による治療が必要となります。数日で広範囲に拡がる場合もあり注意が必要です。
足の水虫の症状が強い場合、傷ついた皮膚から細菌感染症を起こすことがあります。細菌感染症の原因となっている場合、水虫の治療も必要となります。
糖尿病の可能性が高い、または既に治療中である方の場合、気が付かない間に足を怪我してそこから細菌感染症を起こす可能性が高くなります。また、重症化するリスクがあります。このため日頃から足の怪我に注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る東 禹彦. 爪の解剖と爪疾患. 日本フットケア・足病医学会誌. 2022, 3, p.105-110.
一般社団法人日本足の外科学会.“糖尿病足”.一般の皆様.http://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_dia.pdf,(参照 2024-01-18). - A.
はい。足の小指の変形がみられる場合、内反小趾の可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る頻度の高い病気として「内反小趾」があります。
この病気は、足の小指のつけ根の関節に腫れが見られること、小指が親指の方に向かって曲がっていることで分かります。
炎症が強いと、腫れとともに赤みや熱、痛みを伴います。炎症が落ち着くと痛みが軽快することも多いです。炎症が落ち着くまでの間は痛み止めの使用も有効です。
足先の狭い靴や固い靴で圧迫されることが原因で起こすことがあります。この場合は、足先の広い靴に変える、厚手の靴下を使用することで症状が改善する場合があります。
「外反母趾」も一緒に見られる場合には、全体的に足のアーチ構造が緩んできている可能性があります。この場合はインソールの使用や、足の指を曲げる運動が効果的な場合があります。 - A.
内反小趾や痛風などが考えられます。
解説頻度の高い病気として「内反小趾」があります。
この病気は、足の小指のつけ根の関節に腫れが見られること、小指が親指の方に向かって曲がっていることで分かります。
ほかには、炎症を起こす病気のほとんどが起こる可能性があり、骨折や捻挫などの怪我、爪周囲炎や蜂巣炎などの細菌感染症、痛風や関節リウマチなどの可能性があります。
爪の変形が見られる場合には、爪下外骨腫という骨の腫瘍(腫れ物やしこり)の可能性もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る中村耕三. 足の痛みクリニカルプラクティス. 中山書店. 2011
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般の皆様.http://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-01-18). - A.
いいえ。ばね指とは、手の指の腱鞘炎のことをいいます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るばね指とは、手の指を曲げる腱が腱鞘炎を起こしたもので、ばね現象(弾発現象)を起こすため、「ばね指」と呼ばれます。ばね現象とは、指が曲がった状態でひっかかってしまい、ひっかかりが外れるとばねのように伸びる現象です。
足の病気には、ばね指という名前の病気はありませんが、この弾発現象を起こすことのある病気があり、これを「長母指屈筋腱障害」といいます。病気そのものが原因で足の指が腫れることはほとんどありません。
この病気は、足の親指に強い力がかかり続けることで、筋肉や腱が痛むことが原因となります。これらは足の親指から内くるぶしまでつながっており、ほとんどは内くるぶしの痛みで気が付くことが多く、クラシックバレエダンサーに多いとされています。 - A.
炎症をおこしたもの、徐々に変形したもの、腫瘍が関わるものの3種類の原因があり、それぞれで考えられる病気があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の指の腫れの原因は以下のように大きく分けられます。
「炎症をおこしたもの」「徐々に変形したもの」「腫瘍(腫れ物やしこり)が関わるもの」の3種類です。
それぞれの原因となる病気は以下の通りです。炎症をおこしたもの
糖尿病がある方は足の周りに細菌感染症を起こしやすいうえに重症化する場合があり、注意が必要です。
徐々に変形したもの
年齢と共に足は変形します。靴や仕事内容など、負担のかかり方によって変形のスピードが異なります。指の付け根の関節の腫れがみられます。
- 外反母趾:親指が小指のほうへ曲がったもの
- 内反小趾:小指が親指の方へ曲がったもの
- 強剛(きょうごう)母趾:親指の付け根の関節の軟骨(骨と骨の間のクッションの役割)がすり減ったもの
腫瘍が関わるもの
- ガングリオン:関節の周りにゼリー状の物質が貯まったもの。親指に出来やすい。
- 爪下外骨腫:足の指の骨にできる良性の腫瘍。爪が押され変形する。
- A.
原因となる病気により、治療や予防方法が異なります。
解説原因となる病気によって治療や予防方法は異なります。
炎症をおこしたもの
強い痛みと腫れが急に始まった場合では、炎症を起こしている可能性が高いです。以下は治療が必要となる場合です。
痛風による痛みの予防には、暴飲暴食を避けることがあります。
糖尿病がある方は足の周りに細菌感染症を起こしやすいうえに重症化する場合があり、足の怪我に日頃から注意が必要です。徐々に変形したもの
- 外反母趾:親指が小指のほうへ曲がったもの
- 内反小趾:小指が親指の方へ曲がったもの
- 強剛(きょうごう)母趾:親指の付け根の関節の軟骨がすり減ったもの
これらの病気は、初期のうちは痛みがあまり強くないことも多いです。痛みが出ても、足にかかる負担を減らすことで痛みを和らげることができる場合が多いです。
治療と予防のため、足に負担のかかりにくい靴を履くことや、長時間足に負担のかかる作業を避けることで、痛みを和らげたり変形のスピードを遅らせたりすることができます。腫瘍(腫れ物やしこり)が関わるもの
- ガングリオン:関節の周りにゼリー状の物質が貯まったもの。親指に出来やすい。
- 爪下外骨腫:足の指の骨にできる良性の腫瘍。爪が押され変形する。
これらの病気では腫瘍そのものへの処置が必要です。ガングリオンはゼリーを吸引することで一旦腫れは引きますが、もし再発を繰り返す場合には手術が必要になる場合があります。爪下外骨腫は自然にはなくならないため、気になるようなら手術を検討します。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る中村耕三. 足の痛みクリニカルプラクティス. 中山書店. 2011
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般の皆様.http://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-01-18). - A.
まずは整形外科を受診しましょう。強い痛みが急に始まった場合、または腫れが長引く場合には受診を検討しましょう。
解説「足の指の腫れ」があれば整形外科を受診しましょう。この症状の原因となるほとんどの病気の診療を整形外科で行います。ただし、原因が痛風や関節リウマチの場合では、内科での治療が必要となる場合があります。
受診する目安には、「強い痛みが急に始まった場合」「腫れが長引く場合」があります。痛みが急に始まった場合
上記のような治療が必要な状況である可能性があります。
まずは診断をはっきりさせましょう。腫れが長引く場合
強い痛みがなく、すぐに引いてしまう「足の指の腫れ」であれば少し様子をみてもよい場合が多いです。
痛みがほとんどなくても、1週間以上腫れが続く場合には整形外科を受診し、治療が必要な状況かどうか診断を受けましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る中村耕三. 足の痛みクリニカルプラクティス. 中山書店. 2011
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.一般の皆様.http://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-01-18).
足の指がはれているという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科