足の裏が痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/12/02
「足の裏が痛む」がどの病気に関連するかAIでチェックする
足の裏が痛むという症状について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「足の裏が痛む」はどんな症状ですか?
足の裏が痛むとは
「足の裏が痛む」に関連する主の病気には、外反母趾、腰椎症、モートン病などがあります。
「足の裏が痛む」に関連する症状はありますか?
「足の裏が痛む」のQ&A
- A.
放置すると歩行困難になるような重大な病気の可能性もあります。症状によっては、早めに医療機関を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る原因や状況によっては、放置していても自然に改善しません。
特に以下のような場合には、受診を検討しましょう。急に痛み出した、腫れている、熱を持っている場合
骨折や細菌感染症の可能性があります。
骨折の場合
放置すると損傷が広がり、手術でしか治せなくなることがあります。急に痛みが起こり、状況から骨折が疑われる場合は、早めに受診しましょう。
なお、急な痛みでなくとも、ランニングやジャンプを多く伴うスポーツを続けている間に症状を放置した場合には、疲労骨折の可能性があります。この場合、骨が癒合するのに長い時間がかかることがあります。細菌感染症の場合
抗生物質での治療を行わなければ、損傷部位が拡がり足の機能に障害が残る場合があります。
また、いったん症状が落ち着いたように見えても、骨への感染症(骨髄炎)を起こした場合には抗生物質を用いた長期間の治療が必要になります。特に糖尿病がある方は注意が必要です。痛みが続く場合
扁平足や外反母趾のように加齢とともに進行する病気も、日常生活の注意も含め、適切な治療を行わなければどんどん症状が悪化する場合があります。緊急ではありませんが、痛みが続く場合には整形外科を受診しましょう。
- A.
土踏まず、かかと、足指の付け根など足の裏にジンジンする等の痛みを感じます。原因によってさまざまな痛みの感じ方があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る土踏まず、かかと、足指の付け根、足の指など足の裏のどこか一部分が痛い場合もあれば、広い範囲に痛みを感じることもあります。
部分的な痛みでは、その部位に痛みの原因があることが多く、広い範囲の痛みでは扁平足など足に原因がある場合以外に、神経や血管の病気にも注意が必要です。
痛みの感じ方は「ズキンズキン」「ジンジン」「ビリビリ」のように表現されることが多いです。特にジンジン・ビリビリといった痛みでは神経の病気の場合があります。
動き始めや体重をかけた時にだけ痛む場合と、寝ているだけのように安静にしていても痛みを感じる場合があります。安静時にも痛い場合には、細菌感染症や痛風などの病気の可能性があります。 - A.
痛みが続く場合は専門医の診察を受けることをおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の裏の痛みが一時的なものであれば自然に改善されますが、数日以上続く場合は、なんらかの病気が存在している可能性があります。
特に、痛みが強くなったり、歩行に問題が出たりする場合、腫れや赤みがみられる場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。
早期の医療機関受診で適切な診断と治療を受けることができ、症状の悪化を防げます。医師による評価を受け、必要とされる検査や治療によって早めの回復が見込めるでしょう。 - A.
基本的には整形外科を受診しましょう。ただし、皮膚にも明らかな異常がある場合には、皮膚科を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る基本的には整形外科を受診しましょう。特に、きっかけとなる怪我がある場合は骨折も考えられますので、整形外科の受診が必須です。また、しびれなど神経の影響が考えられるような場合も、整形外科で対応可能です。
ただし、皮膚にただれや発疹など明らかな異常がある場合は、整形外科では対応できないこともあるため、皮膚科を受診するようにしましょう。
また、糖尿病や関節リウマチ、痛風が原因の場合には、内科での治療が必要になることがあります。これらの病気を治療中の場合、治療担当医に相談しましょう。 - A.
どの部位がいつから痛むのか、痛むきっかけがあったか、仕事や運動で足に負荷がかかる習慣があるかなど、できるだけ詳しく説明しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の裏の痛みがあって受診した際には、痛みのきっかけや発症時期、痛む場所、どれほどの強さでどのように痛むのか、他の症状があるかどうかなどをなるべく具体的に話してみましょう。
痛みのきっかけや発症時期
急に始まる強い足の痛みは、早急な治療が必要な病気が原因となっている可能性があります。そのため、「いつから」始まったかを、まず伝えましょう。
また、転倒した・強打した・強くひねったなどの後に強い痛みが始まった場合、骨折や腱損傷で処置を要することがあります。「思い当たるきっかけ」について伝えましょう。痛む場所
足では骨や関節、腱や皮膚などさまざまな部位が痛みの原因となります。「痛みを感じる部位」に原因があることも多いので、裸足になって痛い場所を指差すようにしましょう。
痛む場所がはっきりしない場合は、その通りに伝えましょう。どれほどの強さでどのように痛むのか
病気や原因によって痛みの強さや感じ方が異なってきますので、なるべく詳細に伝えるようにしましょう。痛みが強いほど重症度が高いことが多いです。軽い痛みなのか、激しい痛みなのかを伝えましょう。
足に原因がある場合、歩く時と走る時に痛みが強まることが一般的です。
日常生活は問題なくとも、仕事やスポーツのように特定の状況の時だけ痛みがつらい場合や、特定の靴を履いた時だけ痛みを感じる場合もあります。仕事やスポーツ、靴に原因がある可能性も考えられます。
ズキンズキンと常に痛みを感じる場合は怪我や細菌感染症を考えます。体重をかけた時だけ痛みを感じる場合は、扁平足や軟骨がすり減ってきている関節症の可能性を考えます。座っているときや寝ているときでも痛みやしびれを感じる場合、腰が原因の場合があります。他に症状があるか
足裏以外にも、ふくらはぎや太もも、腰に痛みやしびれがあれば、腰の病気の可能性が考えられます。
熱がある、皮膚が赤くなっているなどの症状では蜂窩織炎などの細菌感染症の場合があり、抗生物質による早い治療が必要となることがあります。治療中の病気があるか
糖尿病では足の傷が治りにくいことがあります。また、痛風が原因の場合、足の親指の付け根に腫れや痛みを生じることがあります。
- A.
強い痛みや腫れが突然生じたり、赤みや熱を持っていたりする場合には早めに受診しましょう。痛みが長く続く時や見た目の異常がある時も受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る骨折や細菌感染症の場合には、早急な治療が必要となります。治療を行わないと、病気が悪化することがあるからです。
骨折の可能性がある場合
転んだ・ぶつけた・ひねったなどの怪我をきっかけに、ズキンズキンとする拍動するような痛みや腫れ、内出血が出てきた場合は、骨折の可能性が高くなります。そのまま動かし続けてしまうと損傷がより広がってしまうため、早急に受診しましょう。
細菌感染症の可能性がある場合
赤みや腫れ、熱を持っている場合に細菌感染症の可能性が高くなります。膿が出てくることもあります。早急な抗生物質による治療を行わないと、細菌感染が拡がって重症化することがあります。
その他の場合
一方で、長引く痛みや、徐々に悪化する痛みでは、まずは原因をはっきりさせてから対処する必要があります。できるだけ早めに整形外科の受診を検討しましょう。
- A.
足の裏をマッサージしたり、温冷療法を試したりすることが効果的です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の裏の痛みを和らげるためには、まずマッサージが有効です。自分の手やテニスボールを使用し、足の裏を優しく押したりこすったりすることで血流を促進し、筋肉の緊張をほぐすことができます。
また、温冷療法も効果的です。温かいお湯に足を浸けて血行を良くしたあと、冷水で引き締めることで、痛みを軽減することが可能です。
さらに、足を高く上げて休ませることで、腫れや痛みの緩和にもつながります。これらの方法は手軽に実践できるため、比較的取り組みやすく、即効性も期待できるでしょう。 - A.
足への負担を軽くすることが大切です。インソールを利用したり、足の形に合った靴を着用することを心がけましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日常生活上では、次のようなことに気をつけてみましょう。
足の形に合った靴を履く
足の形に合った靴を履くことが大切です。かかとが横からしっかり支持され、アーチ部分はある程度固さがあり、つま先側はきつすぎない靴(ウォーキングシューズなど)がおすすめです。
一般的に避けたほうがよいのは、下駄やサンダル、フラットシューズのように底が平らな形の靴・履き物や、ハイヒールやミュールのようにかかとだけが高くて足が反ってしまう形の靴です。靴によっては、インソールを使用することで足の負担を減らすこともできます。足裏のストレッチをする
かかとの痛みの原因としてよく見られる「足底腱膜炎」という病気は、足裏のストレッチで予防・治療することができます。足の指からかかとまでを反らすようなストレッチを行いましょう(こちらのページでやり方を紹介しています)。
適切な体重を維持する
体重が増えることで足にかかる負荷が高まると、さまざまな病気の原因になるだけでなく、転倒した際に骨折もしやすくなります。体重を増やさないように気をつけましょう。
立ち仕事やスポーツの負担に気をつける
立ち仕事が長くなると、それだけ足にかかる負担が大きくなります。スポーツも同様ですが、特にランニングやジャンプを多く伴うスポーツでは、大きな負担の蓄積から疲労骨折を起こすことがあるため、気をつけましょう。
長時間のデスクワークや重量物の持ち運び作業に気をつける
腰からくる神経痛で痛みが出ることがあります。腰に負担がかかる長時間のデスクワークや、重量物の持ち運び作業に気をつけましょう。
- A.
足の裏の痛みの改善に有効なストレッチや運動があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足裏の痛みの原因となる病気の改善には、次のようなストレッチや運動が有効です。
アキレス腱のストレッチ
アキレス腱を伸ばすストレッチを行うと、ふくらはぎや足裏の筋肉の動きが良くなり、扁平足や足底腱膜炎の改善につながります。
足の裏のストレッチ
足の裏全体を反らすようなストレッチを行うことで、足底腱膜炎に改善につながります。具体的なストレッチのやり方を2つ紹介します。
ストレッチその1
- 椅子などに座り、かかとを片方の手で、つま先をもう片方の手で掴む。
- かかとを掴んだまま、つま先をもう片方の手で手前にグーッと反らすようにして、足の裏をゆっくり伸ばす。
- 足の裏を伸ばした状態を、約10秒間キープする。
ストレッチその2
- 壁際に立って両手を壁につき、足の指の付け根から指先までを壁にくっつけるようにする。
- そのまま足を床に下ろし、足の裏を無理なく反らすように伸ばす。
- 足の裏を伸ばした状態を、約10秒間キープする。
足のグーパー運動
足の「グーパー運動」を行うことで、足のアーチを支える筋肉が鍛えられ、扁平足や外反母趾の予防や改善につながります。足の力で足の指を外側に開いて「パー」を作る運動と、足の指を内側に寄せつつ曲げて「グー」を作る運動を、1日30回×2セット行うと効果的です。
- A.
ストレスによる筋肉の緊張や姿勢の悪化が、足の裏の痛みへ間接的に影響することがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスで足の裏が痛くなる可能性はあります。
ストレスは身体にさまざまな影響を及ぼし、自律神経の緊張によって交感神経が優位になると、筋肉の緊張を引き起こすことがあります。これにより、足の裏の筋肉や靱帯に痛みが生じることがあります。
また、ストレスにより姿勢が悪くなることで足への負担が増し、痛みを引き起こす要因となることもあります。さらに、ストレスが原因で過度な運動や、逆に運動不足に陥ることも、足の痛みの原因となる場合があります。 - A.
痛みを感じる箇所によって、原因となる病気が異なる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の裏で痛みを感じる場所によって、考えやすい病気は以下のように異なる場合があります。
踵(かかと)の周り
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
足の裏のアーチ状の「土踏まず」の部分にかかり、薄く広く張る「足底腱膜」に炎症を起こします。足底筋膜炎とも言います。
踵の(外傷性)骨折
はしごなどの高所から飛び降りると骨折することがあります。
踵の疲労骨折
長距離走の運動選手などでは、長期間負荷が蓄積することで踵に疲労骨折を起こすことがあります。
シーバー病
踵の成長痛の一種です。成長期にあるお子さんで、走るスポーツを頻繁にする場合に起こることがあります。
土踏まずの周り
扁平足
筋力が低下して土踏まずがなくなり、負担がかかる状態です。
後脛骨筋(こうけいこつきん)機能障害
つまさき立ちをする際に働く筋肉で、内くるぶしを通って土踏まずにつきます。この筋肉が損傷すると、内くるぶしから土踏まずにかけて痛みや腫れが出て、扁平足の原因になります。
有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)
土踏まずの周りにできた過剰骨(余計な骨)の周りに痛みを感じます。スポーツによる炎症が原因のことが多いです。扁平足の原因になることがあります。
足指のつけ根の周り
外反母趾
親指が人差し指のほうに曲がっていく病気です。特にタコができた場合に、足の裏の痛みがひどくなります。
母趾種子骨障害
親指の付け根の足裏側に「種子骨(しゅしこつ)」という小さな骨があり、この骨が炎症や骨折を起こした状態です。
中足骨骨頭部痛
人差し指や中指のつけ根に痛みが出る病気です。外反母趾や扁平足が原因で、親指にうまく体重がかからず他の指に痛みが出ます。タコができることもあります。
モートン病
足の裏で指に向かう神経が、指の付け根近くで圧迫された状態です。つけ根から指先に痛みやしびれを感じます。
- A.
糖尿病、痛風などは足の裏の痛みの原因となることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痛風や糖尿病などが原因で、足の裏が痛むことがあります。
痛風
痛風では、足の親指の付け根が激痛ととともに熱を帯びて赤くなる症状が多く見られます。
一般的には足の甲側に痛みを感じやすいですが、足裏に近い指の付け根に痛みを感じることもあります。また、かかとに症状が出ることもあります。
早いうちに尿酸値を下げる治療をしないと、発作を繰り返したり、足の指の痛み以外に腎臓にも問題を引き起こしたりする可能性があっるため、受診を検討しましょう。糖尿病
糖尿病の方では、神経の障害のため足にしびれや痛みが出現することがあります。神経の障害が進行すると、感覚が低下するため重篤な状態になってしまうこともあります。
また、血管が狭く細くなることで細菌感染を起こしやすくなり、傷の回復も遅くなります。糖尿病の方が、足の痛みとともに傷に気がついた場合には早めに受診しましょう。 - A.
親指の付け根の内側が突き出ており、靴に当たる時などに親指の裏側の強い痛みや痺れがある場合、外反母趾が原因となっている可能性が高いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る外反母趾で足の裏が痛むこともあります。
外反母趾は、足の親指が小指の方向へ曲がっていく病気です。時に親指の付け根だけでなく、隣の指も変形し痛むことがあります。
また、外反母趾だと足裏にはタコができやすく、タコが原因で足裏に痛みを感じやすくなります。
男性に比べて女性のほうがなりやすく、靴の形や加齢が病気の原因と考えられています。
治療方法には以下のものがあります。- 靴に気をつけること
先の細い靴を避け、土踏まずを支えるインソールを使用します。
- 効果的な運動を行うこと
効果的な運動には、足の筋力で足の指を開く運動があります。
- 手術
効果が不十分な場合には、手術が有効な場合があります。
- A.
暴飲暴食をした後に、足の親指の付け根が腫れて痛む場合、痛風の可能性が高いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の親指の付け根が激痛とともに熱を帯びて赤くなっている場合、痛風の可能性があります。一般的には足の甲側に痛みを感じやすいですが、足裏に近い指の付け根に痛みを感じることもあります。かかとに症状が出ることもあります。通常、片方の足に症状が出ます。
また、男性で、かつ普段から尿酸値が高い人(尿酸値 > 7.0mg/dL)では、痛風の疑いはいっそう高まります。
治療をしないと発作を繰り返したり、足の指の痛み以外に腎臓にも問題を引き起こしたりする可能性があるため、受診を検討しましょう。
痛風が気になる方は症状検索ユビーでセルフチェックできます。 - A.
大人になって扁平足が始まった場合、足の裏の痛みの原因になります。一方で、幼少期から扁平足がある場合には、あまり痛みを感じないことが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る扁平足が原因で、足の裏に痛みを感じることがあります。
ただし、幼少期から扁平足がある場合には、あまり痛みを感じないことが多いです。
大人になってから急に扁平足が始まった場合には、内くるぶしの下あたりに痛みを感じることが多いです。段々悪化してくると、足の動きが悪くなり、痛みの範囲が拡がったり歩きにくくなったりします。
扁平足になる原因の多くは、足裏のアーチを支える大事な筋肉である後脛骨筋が機能しなくなることが挙げられます。長時間の立ち仕事や体重の急激な増加、スポーツなどが原因で損傷することがきっかけになります。
治療法には、足のアーチの形にあった靴を選ぶこと、インソールを利用すること、後脛骨筋を鍛える(=足の指を曲げる運動)があります。重症の場合には、手術が必要になることがあります。 - A.
怪我で骨折した場合や、走るなどの習慣によって疲労骨折した場合に足の裏が痛むことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足を強くひねった、高いところから落ちたなどの怪我があれば骨折の可能性があります。
一般的に、中足骨(ちゅうそくこつ:足の甲の骨)や踵骨(しょうこつ:かかとの骨)で骨折を起こすことが多いです。
怪我をした後に強い痛みと腫れや内出血が出てきた場合、骨折していて処置が必要である可能性もあるため、すぐに整形外科を受診しましょう。
また、よく走ったり歩いたりする習慣がある方は疲労骨折を起こすことがあります。怪我をした覚えがなくとも痛みが強かったり長く続いたりする場合には、一度整形外科を受診しましょう。 - A.
土踏まずの痛みの原因には扁平足があります。足底腱膜炎の症状の一部のこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る土踏まずが痛む原因には、扁平足や足底腱膜炎が考えられます。
扁平足の場合
内くるぶしの下あたりに痛みを感じ始めることが多いです。
徐々に足のアーチが少なくなり、土踏まずがなくなっていくとともに歩行に支障をきたします。足底腱膜炎の場合
土踏まずから踵にかけて痛みを感じます。かかとだけの痛みの場合もあります。
長時間の立ち仕事やスポーツによって足底腱膜に繰り返し負荷がかかることで生じます。
特に歩き始めに痛みを感じやすく、歩いているうちに症状が軽くなるのが特徴です。 - A.
日常生活では、靴や体重増加、立ち仕事、スポーツなどに気をつけましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日常生活上のいくつかの要因が、足の裏の痛みの原因に繋がります。
主な要因は以下の通りです。靴
靴の形が合わないと、扁平足や足底腱膜炎、外反母趾の原因となります。
踵が横からしっかり支持され、アーチ部分はある程度固さがあり、つま先側はきつすぎない靴(ウォーキングシューズなど)がおすすめです。肥満
足は小さい骨の集まりで、全体重を支えます。体重が増えることで負荷が高まると、さまざまな病気の原因になるだけでなく、転倒した際に骨折もしやすくなります。
立ち仕事やスポーツ
立ち仕事が長くなると、それだけ足にかかる負担が大きくなります。スポーツも同様ですが、特にランニングやジャンプを多く伴うスポーツでは、大きな負担の蓄積から疲労骨折を起こすことがあります。
長時間のデスクワークや重量物の持ち運び作業
腰からくる神経痛で足裏に痛みやしびれが出ることがあります。腰に負担がかかる長時間のデスクワークや、重量物の持ち運び作業に気をつけましょう。
- A.
病気を原因によって大きく分けると、外傷、変性疾患、オーバーユース、神経障害、細菌感染症、関節炎などがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足裏が痛む原因には、以下のものがあります。
- 外傷(けが:初期と慢性期に分かれる)
- 変性疾患(加齢とともに悪化する病気)
- オーバーユース(足の酷使に関係)
- 神経障害(原因が足または足以外に分かれる)
- 細菌感染症
- 関節炎
以下、それぞれについて詳しく列挙していきます。
外傷
足裏に衝撃が加わることで骨折や打撲を起こすことがあります。
- 踵骨(しょうこつ )骨折:かかとの骨の骨折です。
- 中足骨(ちゅうそくこつ)骨折:足の甲を形作る骨の骨折です。
- 足裏の打撲
また、骨折や打撲の後にうまく治らなかった場合、下記のような病気で痛みが残ることがあります。
- 骨折後の偽関節(ぎかんせつ):骨折後に、骨が癒合しなかった状態です。
- 外傷後の扁平足:外傷後に足裏のアーチが障害された状態です。
変性疾患
加齢とともに足が変形することで、痛みが出る病気です。
- 扁平足:筋力が低下して土踏まずがなくなり、負担がかかる状態です。
- 外反母趾:親指が人差し指のほうに曲がっていく病気です。特にタコができた場合に足の裏の痛みがひどくなります。
- 強剛母趾:足の親指の関節が痛み、動かしづらくなる病気です。
オーバーユース
歩き過ぎや走り過ぎが原因で炎症や骨折を起こすことです。
- 足底腱膜炎:足の裏に薄く広く張る「足底腱膜」に炎症を起こした状態です。
- 母趾種子骨障害:親指の付け根の足裏側に「種子骨(しゅしこつ)」という小さな骨があり、この骨が炎症や骨折を起こした状態です。
- 疲労骨折:歩き過ぎ、走り過ぎによる負担が長期間蓄積し、骨折した状態です。
- ジョガーズフット:ランニングによって足の裏の神経が圧迫された状態です。
神経障害(足由来)
- 足根管(そっこんかん)症候群:足の裏に向かう神経が、内くるぶし辺りで圧迫された状態です。
- モートン病:足の裏で指に向かう神経が、指の付け根近くで圧迫された状態です。
神経障害(足以外に由来)
- 腰椎ヘルニア:椎間板という腰の背骨のクッションが変形し、足に向かう神経を圧迫した状態です。
- 腰部脊柱管狭窄症:腰から足へ向かう神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫された状態です。
- 糖尿病:足周りの神経が痛み、しびれや痛みなどの症状が出ます。
細菌感染症
細菌感染により足周りの構造が壊されていきます。
- 蜂窩織炎(ほうかしきえん):皮膚とそのすぐ下で細菌感染が広がる病気です。
- 骨髄炎:骨の中心部で細菌感染が広がる病気です。
関節炎
- 痛風:関節の中で尿酸が結晶となり炎症を起こした状態です。親指の付け根に起こりやすい特徴があります。
- 関節リウマチ:免疫が異常を起こし、体中の関節に炎症を起こす病気です。
- A.
病気によりますが、消炎鎮痛剤の飲み薬や貼り薬・塗り薬を使用します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る原因によって使用する薬などは異なります。よく使用されるのは以下のものです。
- 消炎鎮痛剤(痛み止め)
- 湿布
- 神経や筋肉に働きかける薬
消炎鎮痛剤(痛み止め)
足の裏に痛みが出る病気では、靴選びなど日常生活上の注意を行いながら、消炎鎮痛剤(痛み止め)の飲み薬で痛みを抑えることがあります。痛み止めでの治療は、症状が落ち着いてくるまでの対症療法として行うことが多いです。
湿布
湿布は効果に個人差がありますが、有効な場合もあります。かぶれに注意して効果を見ましょう。
神経や筋肉に働きかける薬
腰椎ヘルニアなど腰の神経への負担が原因となって足裏に痛みやしびれを生じている場合には、消炎鎮痛剤の他に、神経の痛みに特化した薬や筋肉を弛緩する薬、神経の回復を早めるビタミンBの薬が処方されることがあります。神経の痛みに特化した薬には眠気やふらつきが出ることがあるため、注意して使用しましょう。
薬の使用よりも早急な受診が優先される場合
転んだ後やぶつけた後の強い痛みでは、骨折や腱損傷の可能性があります。処置が必要となる場合があるため、薬で痛みを抑え込むのではなく整形外科を受診しましょう。
足の裏が痛むという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科