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足の裏の痛みを放置するとどうなりますか?
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
放置すると歩行困難になるような重大な病気の可能性もあります。症状によっては、早めに医療機関を受診しましょう。
解説
原因や状況によっては、放置していても自然に改善しません。
特に以下のような場合には、受診を検討しましょう。
急に痛み出した、腫れている、熱を持っている場合
骨折や細菌感染症の可能性があります。
骨折の場合
放置すると損傷が広がり、手術でしか治せなくなることがあります。急に痛みが起こり、状況から骨折が疑われる場合は、早めに受診しましょう。
なお、急な痛みでなくとも、ランニングやジャンプを多く伴うスポーツを続けている間に症状を放置した場合には、疲労骨折の可能性があります。この場合、骨が癒合するのに長い時間がかかることがあります。
細菌感染症の場合
抗生物質での治療を行わなければ、損傷部位が拡がり足の機能に障害が残る場合があります。
また、いったん症状が落ち着いたように見えても、骨への感染症(骨髄炎)を起こした場合には抗生物質を用いた長期間の治療が必要になります。特に糖尿病がある方は注意が必要です。
痛みが続く場合
扁平足や外反母趾のように加齢とともに進行する病気も、日常生活の注意も含め、適切な治療を行わなければどんどん症状が悪化する場合があります。緊急ではありませんが、痛みが続く場合には整形外科を受診しましょう。
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(参考文献)
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「足の裏が痛い」とはどのような症状ですか?
土踏まず、かかと、足指の付け根など足の裏にジンジンする等の痛みを感じます。原因によってさまざまな痛みの感じ方があります。
足の裏の痛みを引き起こす日常生活上の原因として、何が考えられますか?
日常生活では、靴や体重増加、立ち仕事、スポーツなどに気をつけましょう。
足の裏が痛む原因にどのような病気が考えられますか?
病気を原因によって大きく分けると、外傷、変性疾患、オーバーユース、神経障害、細菌感染症、関節炎などがあります。
内臓の病気が原因で、足の裏が痛むことはありますか?
糖尿病、痛風などは足の裏の痛みの原因となることがあります。
足の裏の土踏まずが痛む原因に、どのような病気が考えられますか?
土踏まずの痛みの原因には扁平足があります。足底腱膜炎の症状の一部のこともあります。
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