無排卵月経の治療や予防方法には何がありますか?
生活習慣の改善に加えて、ホルモン剤を用いることも一般的です。
無排卵月経の主な治療や予防法としては、以下のようなものが挙げられます。
生活習慣の改善
生活習慣の乱れやダイエットなどが背景にある場合には、まずは生活習慣、食習慣の改善を図ります。日頃から健康的な生活習慣を送ることは、無排卵周期症の予防の上でも重要です。
薬物治療
多嚢胞性卵巣症候群や卵巣機能の影響で無排卵月経となっている場合は、薬物治療が中心となります。
以下のような治療を行うことが一般的です。
黄体ホルモンなどのホルモン剤
無排卵に伴い、主に黄体ホルモンの産生が低下しています。このため、黄体ホルモンを始めとしたホルモン剤の使用を行うことで、定期的な月経を促します。
低用量ピル
状況によっては、低用量ピルを用いて月経管理を行うことも選択肢となります。
その他
ホルモン含有の子宮内デバイスを挿入する方法もあります。また、挙児希望(不妊治療)がある場合には、排卵誘発剤の使用を含めた治療を行います。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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